それでも本はやってくる!!
それでも本はやってくる ジャーナル(KMT)編

それでも本はやってくる!!ジャーナル編

EESなどのジャーナル類のページを作りました。
最新の情報を得るのは、ジャーナルを購入するのがいいでしょう。
評価基準は、購入金額と内容から購入が成功かどうかというもので、星3つは合格、2つはハズレor購入の必要なし、4つはアタリと考えてください。
遺跡マニアに自分の判断ですので、あてにはなりませんが、特に洋書を通販で買う場合、タイトルだけでは難しいと思いますので、多少なりとも判断材料になれば幸いです。

    タイトル  レビュー 評価   備考
   1  The Journal of Egyptian Archaeology 98 EESのジャーナル2012年号です。
B.ケンプのアマルナ発掘調査の報告は、アテン大神殿の記事ですが、これは面白いです。
少し前に、アテン大神殿について直接質問をして回答を得ていたのですが、ここにも関連したことが書かれていました。
その他では、ベルシャとグラブの記事は興味深いです。
いつになるかはわかりませんが、エジプト帰還の時は、グラブにもう一度行きたいものです。
小さい記事ですが、ラムセウムで見つかったラムセス7世に属する建造物に関する話は面白かったです。
以前に比べて写真が減ったような・・・。
 ★★★★  
  2  Annales du Service des Antiquités de l’Égypte. 78 ASAEの1998年版です。
SCAのジャーナルですので、最新の情報が載っている“はず”です。
この号において、自分の興味を引いたのはO・シャーデンのKV10の調査報告、L・Ertmanのアマルナ・ブロックの考査記録です。
個人的には、EESのEAやJEAの方が好きです。
 ★★★  
  3  Egyptian Archaeology No.36 EESから年2回出る薄いカラー版のジャーナルです。
中身は、特集が4つから5つ、期間内の発掘状況、本のレビューなどです。
36号は、表紙がピートリーです。
自分のように古代エジプトでも特定のものにしか興味を持たないような偏った人間には、アタリハズレがありますが、概ね好評です。
2010年のこの号では、早稲田隊のカイエムワセト葬祭殿付近の調査報告が載っています。
 ★★★  
  4  Egyptian Archaeology No.34 EAと省略されるこのシリーズは、フルセット揃えていますが、好き嫌いが激しいので、評価もバラバラです。
2009年のこの号は、アマルナに関する記事が載っていたので好きです。
アマルナの記事の内容は、壁の装飾に関するもので、ベス神が描かれていたというものです。
一般的には、狂信的なアテン主義者の集まりで、その他の神々を排斥していたと思われているアマルナでも、アテン神以外も・・・天敵アメン神を思わせるものさえ発見されています。
その他、かなり長期間続けているアスワンの採石場に関連する記事もありました。
 ★★★★  
  5  Egyptian Archaeology No.4 1994年とEAの初期のものです。 
4号は、1号、2号、8号とともにレアとなっています。
この号は、K.ウィークスが寄稿しています。
KV5の初期の発見が載せられています。
自分が興味を持ったのは、Easten Desert(東部砂漠)に関する記事です。
病気でエジプトに行くことさえ困難になってしまいましたが、体調が万全なら絶対行ったことでしょう。
この本のブックレビューで、アマルナ境界碑についての本が取り上げられています。
 ★★★  
  6  Egyptian Archaeology No.17 このシリーズの中でも自分が好きな1冊です。
アマルナの岩窟墳墓が特集されています。 
 ★★★★★  
  7  Egyptian Archaeology No.23 個人的には、EAでも重要な本です。
アブラワシュのジェドエフラーのピラミッドについて詳しく書かれています。 
と、軽く書いていますが、この本で書かれたこのピラミッドの情報は、他では見かけないもので、非常に重要です。
レーナーの本にも、ヴェルナーの本にも書いていないです。
この本を手に入れたら、衛星ピラミッドの位置を比べてみましょう。
 ★★★★★  
  8  Egyptian Archaeology No.28 この本の記事に載った『El-Shikh Ibana』 は、ベルシャの近くにあり、これがきっかけでこの遺跡に行く気になりました。
もうひとつは、アブラワシュの墳墓群の記事で、自称“ジェドエフラー友の会”の自分としたら見逃せないものです。
 ★★★★★  
  9  Egyptian Archaeology No.37 2010年の号です。
この本では、アマルナ、北の岩窟墳墓群についての記事が面白く、この記事だけで自分には購入した価値がありました。 
 ★★★★★  
  10  Egyptian Archaeology No.1 EAの初号です。
EESの発掘状況が中心となっています。
2011年ごろから正式な公開が 始まったマヤの墓に関する記事が載っています。
現在も調査が続く『Aper-el』の墓に関する記事も面白いです。
 ★★★★  
  11  Egyptian Archaeology No.16 EAの2000年版です。
『 Pharaohs of The Sun 』展の特集をしていますが、個人的には、カフラー王時代の閃緑岩の採石場の話が面白かったです。
ここで、カイロ博物館に展示されているクフのステラが発見されたと書かれています。
ルクソール西岸のアメンヘテプ3世葬祭殿(ここで姫が働いています。)の発掘報告も載っています。
 ★★★★  
  12  Egyptian ArchaeologyNo.14 この本での注目は、アスワンのエレファンティネ島の遺跡に関する記事です。
ここで、クフアンクという人物の名前が石に刻まれていると書かれています。
自分は、クフのカルトゥシュがあるという噂を聞いて2度探し回りましたが見つかりませんでした。
そのころは、まだこの本を入手していなかったのですが、本にはクフの名前が確認できます。
いつかアスワンに行くことができたら、もう一度トライしたいです。
おおよその場所は、この本に書かれています。 
 ★★★★  
  13  Egyptian Archaeology 29 自分のエジプト関連本の主力であるJEAからの2冊目のレビューです。
1943年のJEAでレア本の1冊です。 
1943年といえば、戦争中ですが、休みなく出版されていました。
レア本のお決まり通り、あまり面白くないのですが、この本の最大のニュースは、ピートリーの死でしょうか。
 ★★  
  14  Egyptian Archaeology 26 EAの2005年版です。
この本で面白かったのは、アスワンの採石場の話です。
切りかけのオベリスクのある東岸ではなく西岸こそ主採石場だったようで、この後もかなり続いてやっています。
採石場もやりだすと非常に面白いテーマなのですが、おそらく一番有名なトゥーラの石灰岩採石場が立ち入り禁止というのは痛いです。
このほか、のちに大きな発見がある新王国時代のアジアの遠征路についての記事も面白いです。 
 ★★★★  
  15  Egyptian Archaeology 15 1999年の本です。
アマルナの北の宮殿の記事はありますが、全体としてそれほど面白くありませんでした。 
流し読みをして終わりました。
前年から1999年前半までの発掘情報は見るべきものはありましたが。
 ★★★  
  16  Egyptian Archaeology 42 2013年号です。
ワディ・セブァにおけるアメンヘテプ3世の建築物について書かれた記事は非常に面白いです。
アマラ西についての記事も面白かったのですが、個人的には、書く場合Amara Westの方がしっくりくるのは、洋書の読み過ぎでしょうか。 
 ★★★  
  17  The Journal of Egyptian Archaeology 25 Part 1 自分のエジプト関連本の主力JEA、EESの1939年のジャーナルです。
Vol.98まで出版されているJEAは、Vol.4 Part4以外は、全て揃っています。
その1冊もデータとしては持っています。
また、初版本・復刻本など色々あり集める過程で、かなりのダブりが出たので、JEAだけで5m~6mの長さになっています。
今回レビューするVol.25が出版された1939年という年は、第二次世界大戦中、しかも、この時期はイギリスにとって戦況はあまり良くないのですが、こうやって出版されています。
結局、第二次世界大戦中中断されることなく出版され続けました。
この本の中身の方ですが、まずH・カーターに対する追悼文が載っています。
どういうわけか第二次世界大戦中亡くなった有名なエジプト学者は多いのですが、カーターもその一人です。
それには、関連ありませんが、個人的興味を引いたのは、ツタンカーメンの遺物に記された碑文に関する記事です。
 ★★★  
   18  The Journal of Egyptian Archaelogy 96 JEAの2010年号です。
自分にとってのこの号の見どころは、なんといっても『New Light on The Amarna Period From North Sinai』 の記事です。
イメージとしては、アクエンアテンは、自らは王都を一歩も出ず、アマルナ以外の情勢に無関心で多くの領土を失ったとなっています。
実際に、アジアの領土を失ってはいるのですが、その“威光=活動”は、アマルナ以外でどの程度あったのかは、よくわかっていないようです。
かろうじて、ルクソールの神殿群でのアメンの名前の削り落とし程度でしょうか。
実際には、ヌビアの神殿群にも影響を与えていますし、このシナイの地でも影響を保持できていたようです。
また、この記事では、アクエンアテンの共同統治者または、ごく短期間の後継者とされるネフェルネフェルウアテン/アンクケペルウラー王の名前が、この地で確認できるとされています。
まったく、何もすることもなく消えたファラオというイメージの強いこの王は、ここで名前が確認できるほど活動していたのかと驚かされます。
この号では、アマルナ南部での墓地の調査記録も載せられています。
もう一つ、個人的に興味深く読んだのは、でる・エル・ベルシャの記事です。
アラバスター=ハトヌブではないことがわかりました・・・遠いですからね、ハトヌブは。
 ★★★★  
  19  The Journal of Egyptian Archeology 59 1973年のジャーナルです。
この本で注目すべきは、メンデルスゾーンによる記事でしょう。
メイドゥムのピラミッドが、なぜ崩れたかを解説しています。
EESは、メンデルスゾーンを無視していたのかと思っていましたが、こうして堂々と記事が載っていました。
比べては、メンデルスゾーンに申し訳ないのですが、5000年の嘘の作者と違い、彼は、エジプト学者に敬意を払っており、不純な動機で、これを書いていないことが伺えます。 
 ★★★  
  20  The Journal of Egyptian Archeology  63 読み直すきっかけは、ホルエムヘブの墓についての記事があるからでした。
このメインターゲットは、短かったのですが、面白かったです。
これよりも面白かったB.ケンプのルクソール近郊のアメンヘテプ3世の建造物についての記事。
これだけでも、この本を読む価値があります。 
 ★★★  
  21  The Journal of Egyptian Archeology  64 1978年のジャーナルです。
こちらも、ホルエムヘブの墓の資料探しで本棚から出してみました。
こちらの方は、ウセルカフのピラミッドの記事も面白かったです。 
 ★★★  
  22  Annales du Service des antiquites de l'Egypte 4 廉価本です。
廉価本嫌いの自分ですが、やっと廉価本の選び方のコツがわかってきました。
ただし、英語が書かれている記事はほとんどなく、特に図表の面白そうなものは、皆フランス語です。
ジェベル・エル・シルシラの記事などしっかり読みたいのですが。 
 ★★  
  23  Annales du Service des antiquites de l'Egypte 5&6 こちらも廉価本。
この時代のものを原書で購入するのは困難ですし、とりあえず読むという目的だけであれば廉価本でもよいです。
こちらも、ほとんどフランス語ですが、1903年から1904年のハワード・カーターの王家の谷における発掘の記事が載っています。
セティ1世とメルエンプタハの墓がメインです。
G.ルグランの記事のタイトルにツタンカーメンの名前があるのですが、内容までは・・・。
 ★★  
  24  The Journal of Egyptian Archaeology 43 この本から3冊は、いずれもKV55を調べるのに本棚から引っ張り出してきたものです。
最近まで、このありがたみというものをさほど感じていませんでしたが、努力してJEAを揃えたかいがありました。
この本は、A・ガーディナーによるKV55で発見された木棺にかんする解説、C・Aldredのアマルナ末期に関する記事が面白いです。 
 ★★★  
  25  The Journal of Egyptian Archaeology 47 この本には、KV55に関する記事が3つあります。
1つは、非常にあっさりとしたKV55のプランの記事でE・トーマスの手になるもの、次ぐは、KV55で発見された棺に関するものでM・Fairmanが書いています。
最期に、大家Aldredが〆ています。
読みごたえは、2番目でしょうか。
この本では、グレコローマン時代の記事が多いのですが、個人的にはまったく興味がないもので・・・。
 ★★★★  
  26  The Journal of Egyptian Archaeology 67 この本を読み直すきっかけは、N・リーブスのKV55に関する記事です。
内容のほとんどは、彼の著書で翻訳もされている王家の谷のコンプリートシリーズに書かれています。
このほかに、スネフルのピラミッドに関する記事も面白かったです。 
 ★★★★  
  27  The Journal of Egyptian Archaeology 73 1987年のJEAです。
この本での個人的な目玉は、オベリスクについての記事です。
あまり熱心にオベリスクをやったことがないので、ここまで盛大に書かれてしまうと興味を持って見てしまいます。 
 ★★★  
  28  The Journal of Egyptian Archaeology 79 1993年号です。
この本には、KV20で発見された2つの石棺の記事があります。
この石棺は、ひとつは、ハトシェプスト女王のものなのですが、もうひとつが問題です。
トトメス1世の名前が刻まれているのですが、実はハトシェプスト女王の名前から彫り直されています。
これをどう考える?というところが面白く、この記事だけで購入する価値はあります。 
 ★★★★  
  28  Journal of the American Research Center in Egypt VOL.18 ARCEの1981年のジャーナルです。
自分が、なぜこの本を購入したのか忘れてしまいました。
おそらく、D.レッドフォードが行っていたカルナック東側の発掘についての報告書が目的だったのではないかと思います。
それほど面白い記事はありませんが、カイロ近郊のフスタートの発掘についての報告もありました。
 ★★  
  29  Journal of the American Research Center in Egypt VOL.28 この本は、明らかに、ルクソールのアテン神殿発掘記事が目当てで購入しました。
この本を購入していた時期、アマルナに関する記事があるジャーナル類を買い漁っていました。
Vol18よりはるかに面白のですが・・。 
 ★★  
  29  Journal of the American Research Center in Egypt VOL.21 この本は、間違いなくKV23(アイ王墓)発掘記録が目的で購入しました。
KV23を発掘報告をしているO・シャーデンは、後にKV63を発見します。
現在は、きれいになり見学もできるようになっていますが、1980年前半は玄室に土砂が入っており 、この再調査時に石棺の蓋が発見されています。
しかも、破片ではなくほぼ完品で。
 ★★★★  
  30  The Journal of Egyptian Archaeology 4 自分にとっては記念すべき本です。
1917年版は、Part1~4で構成されていて、自分は、Part4以外は持っていたのですが、これがなかなか・・。
たまたまVOL.4が売りに出たところを購入しました。
ジャーナルの古書を購入するときは、ムダなく揃えるというのは困難です。
まだ、ペラペラ捲った程度ですが、Part3のラムセス4世の墓の平面図(古代の)はカラーです。 
記念号として星4つ。
 ★★★★  
   31   Egyptian Archaeology 42 2013年秋号です。
エジプトでの発掘調査が低調なため、内容もイマイチです。
KV63の記事がありました。 
 ★★  
  32  Annales du Service des Antiquités de l’Égypte. 31 ASAEも1931年版です。
これは、リプリント版ではなくオリジナルのものを持っています。
多くがフランス語なのでイマイチなのですが、読みたかったKV55の棺の記事は英語なのでOKです。
後に出てくるKV55の棺のイラストの多くは、ここが出所のようです。
この頃のものを読むと大物のエジプト学者の記事がゴロゴロ出てきます。
カルナック神殿の珍しい写真もあります。 
 ★★★★  
  33  Journal of the American Research Center in Egypt VOL.27 KV55の記事が読みたくて購入しました。
これは非常に面白く購入正解でした。
また、この本までのインデックスがついており、これは非常にありがたいです。
これを見ながら注文できます。 
 ★★★★★  
  34  The Journal of Egyptian Archaeology 99 2013年号です。
目次を見るとまずKV55から発見された(とされる) 遺物に関する記事が目につきます。
その後、当然アマルナの発掘記録の記事に目が行きますが、これは非常に面白かったです。
それから、トトメス3世の家族についての記事と進んでいくのでうsが、いずれも前半に集中しています。
少し残念だったのはカラー写真がなくなったことで、EESの財政状況が厳しいということなのでしょう。
個人的には、ケンプの投稿が読めればそれで満足です。
 ★★★★  
  35  The Journal of Egyptian Archaeology 97 JEA 2011年号です。 
個人的には、ケンプのアマルナ発掘の記事以外は、それほど面白いとは思っていませんでした。
最近、インターネットで、メンフィスにおけるアンケセナーメンに関わる建築物の記事が載っていることを見つけ読み直してみました。
これも面白かったです。
この巻にはツタンカーメンの死因に関する記事も載っています。
 ★★★★  
  36  The Journal of Egyptian Archaeology 45 JEA1959年号です。
JEAについて当初アマルナ関連記事が載っているものを購入していましたが、これもその時の1冊。
C・Aldred D・Redfordという著名なエジプト学者がアマルナに関する記事を書いています。
ちなみに、この2人、その主張には微妙にというか真逆の説を唱えることもありますが、Aldred・Redfordの順に記事が並んでいます。
Redfordの記事は、アメンヘテプ3世とアクエンアテンの共同統治に関するものです。
 ★★★★★  
  37  Journal of the American Research Center in Egypt VOL.23 1986年号です。
この号で面白く重要な情報を得たのはカルナック神殿におけるメルエンプタハのレリーフの記事です。
カルナック神殿にはラムセス2世がカデシュの戦いの記録を残しているのですが、この場所がはっきり説明できるツアーガイドがいないようです。
自分もガイドによって別々の部分を教えられたのですが、そこだと教えられた一部はメルエンプタハ自身の遠征記録を記されていたとわかりました。 
 ★★★★  
  38  Journal of the American Research Center in Egypt VOL.10 1973年号です。
レッドフォードのアクエンアテン・テンプル・プロジェクト(カタカナにするとイマイチでAkhenaten Temple Projectの方がいいようです)について書かれています。
興味深かった部分は、アクエンアテンの宮殿についての部分です。
 ★★★  
  39  Egyptian Archaeology 44 2014年春号です。
今回は、なんといってもトトメス3世の葬祭殿の記事が一番面白かったです。
次のエジプト旅行ではルクソール西岸を外すつもりでしたが、トトメス3世の葬祭殿だけでも行く価値はありそうです。 
アメンヘテプ3世葬祭殿の記事もありますが、今回は上村恵理子さんは両方携わっているのでしょうか。
 ★★★★  
  40  Annales Du Service Des Antiquit S de L'Egypte Volume 8 廉価本ですが、このシリーズは、元々A4版ではなく、大判を折り込みしていないです。
写真はさすがにダメですが。
この本を購入したきっかけはジェベル・エル・シルシラの資料探しでしたが、これはぎりぎり及第点です。
その他、アシュムネイン、ザウイエト・エル・アリヤンの記事もありました。
ラムセウムの倉庫の記事、そして偶然にもトトメス3世葬祭殿のレポートがあり、内容満載です。 
 ★★★★  
  41  Egyptian Archaeology 45 2014年秋号です。ここではKV40の記事が一番の目玉でしょう。
KV40は発見当初シャフト式の単純な墓として発表され長い間放置されてきました。
偶然のようですが再調査後発表された平面図では合計6室の墓となり多くの遺物が発見されています。
初期の発見での報告を鵜呑みでせず地道なクリーニングをした勝利と言えます。
小さな記事ですがヘリオポリス近郊で発掘調査が行われているようです。
2014年オベリスクを見に行って閉鎖されてガッカリしましたがこの調査の影響かもしれません。 
個人的にはKV40の記事だけで購入の価値ありと評価しました。
 ★★★★★  
  42  The Journal of Egyptian Archaeology Vol.1 現在まで続くEESのジャーナルでこれが出た1914年にはまだEEFと名乗っていました。
暫くの間は年間4冊出版されていました。
Vol.1 Part1・Part2・Part3・Part4とわかれており合わせると現在の1冊の厚さになります。
Vol.1についていえば、自分はPart1が再版、残りは初版を持っていますが、あまり初版にこだわっていないので買い替えの予定はないです。
英国系のエジプト学者が記事を書いています。
丁度発掘をやっていたのかアビドスのものが多いです。
Part1を見ると、今とスタンスが変わっておらす、1914年から進化せずに来たというかこの時点で出来上がっていたのかは微妙ですが変わってないです。 
 ★★★★  
  43  The Journal of Egyptian Archaeology Vol2 1915年のジャーナルです。
これは、どこぞの図書館から流れてきたものを購入しました。
図書館から出たものは個人所有に比べて保存状態がいいです。
これもPart1~4を1冊にされて立派なハードカバーがついています。
本来はペーパーバックです。
この号は特にヒエログリフに興味のある人にはいいでしょう。
最近は少なくなったのですが、スーダンの遺跡に関する記事もあり、メソポタミアとエジプトの関係に関する記事もあります。
この本が自分が購入した最後から二番目のJEAになります。
Vol2で揃ったつもりでいたのですが、Vol4Part4が欠番になっているのを気が付いて探し回りました。 
 ★★★★  
  44  The Journal of Egyptian Archaeology Vol5 我が家にあるものはシカゴ大の図書館から流れてきたものです。
廃棄と書かれていますが、いいです。書き込みが多数ありますが気になりません。
今回Vol1.2.5.6ちレビューしたのですがここで自分の興味の中心であるアマルナに関するものが出てきます。 
カルナックのアテン神殿のレリーフを取り上げています。
中身はよく聞く話ですがもしかしたらこれが元ネタなのかもしれません。
ここでもスーダンの記事が出ています。
 ★★★★★  
  45  The Journal of Egyptian Archaeology Vol6 アラン・ガーディナーが書いたエジプトからパレスチナに行く道についての記事は興味深いです。
現在でもここをやっている調査隊がおり、この当時からやってもまだ終わらないということなのですね。
ガザがもう少し落ち着くと調査は進むののでしょうが。 
Vol5に続いてBakalの記事が面白いです。
この当時はまだ色々出てくるようで、現在なら世紀の発見と騒がれそうなものが軽い扱いといいのは面白いです。
 ★★★★  
  46  The Journal of Egyptian Archaeology Vol100 記念すべき100号ですが、予定よりかなり遅れました。
普通の雑誌ならそれなりのモノを無理にでもいれてくるところですが、実に潔くいつもと変わらずです。
最初にケンプのアマルナ・アテン大神殿の記事があるのですが、本人からこれと同じ説明を現地で受けた身としては非常に微妙ではありますが これは面白かったです。
他はといいますと、そのサイトをやっている人にはいいのでしょうがそうでない人にはあまり面白味のない地味な内容です。
写真もカラーではないし・・・お金ないのでしょうか。
ただ揃えているといざという時に読めるのでいいです。
記念ですしオマケで4つ。
 ★★★★  
  47  Egyptian Archaeology 47 2015年秋号ですがなぜか2016年1月に届きました。
EESの薄い本ですが、カラー版でJEAよりはるかに読み易いです。
今回は自分にとっては馴染みのあるサイトがズラリと並んでいます。
アクミーム、ジェベレイン、ハトヌブ、ヘリオポリス、ルクソール・トトナス3世葬祭殿、KV63・・・。
久々に面白かったです。
巻末にDigging Diaryというものがありこの時期の主な発掘状況が載っているのは情報は少ない日本にいる者にとってはありがたいです。
それにしてもトトメス3世葬祭殿は随分きれいになりました。
2014年発掘中に中に入ってみた時にはよくわかりませんでしたが、平面構造がはっきりわかるくらいになっています。
葬祭殿も分断している道路はなんとかしないとダメですね(ちなみに神殿を分断している道路の西側ある日干し煉瓦製の構造物が第一塔門) 
★★★★★   
  48  Egyptian Archaeology 48 2016年春号。
今回のトップはA・Dodsonの王家の谷。
ザヒ・ハワス率いる当時のSCAが行った第18王朝ファラオ特にツタンカーメン関連のDNA鑑定結果に否定的な意見を持っている Dodsonですから内容はその方向になります。
 ★★★★  
  49  The Journal of Egyptian Archaeology Vol101 B・ケンプによるアマルナの調査報告が載せられていますが、これは自分にとっては『知っていること』だったのであまり新鮮味がありませんでした。
巻末にある「Brief Communications」 [Reviews」もあまり面白いものがありませんでした。
 ★★★  
  50  The Journal of Egyptian Archaeology Vol 36 1950年のジャーナルです。
今回これを引っ張り出してきたのは「エジプトのオベリスク」の参考文献にJEA36が載っていたからで、目的は当然「エジプトのオベリスク」の著者であるL.Habachiの投稿です。
彼はアメンヘテプ3世の治世時代に生きたらしい貴族の碑文について書いています。
それによれば、この貴族は一挙に6本ものオベリスクをアスワンの採石場から掘り出す工事を請け負ったとしています。
本来はこれだけを読むだけだったのですが、このJEA36はあたりでした。
この記事の後にはハトシェプスト女王の時代の高官であるセンムトの石棺の記事があります。
自分はこの棺に関するものを読んだのは「Tombs of Senenmut」を除けば初めてで非常に面白かったです。
ただ、この石棺がセンムトの2つの墓のうちの有名でない方で見つかったものというところがひっかかりますけど。
その他トトメス3世が占領したアジアの都市に関するものもあります。
最近のJEAは写真も少ないし内容もイマイチなものばかりなのですがこれはいいです。
 ★★★★★   
  51  Egyptian Archaeology 49 2016年秋号なのに2017年1月に届いたEA49。
表紙やデザインが少々変わりましたが、中身はイマイチ。
アマルナ関連の記事が2つありましたが、少々食い足りない内容でした。
EES自体の発掘だけでなくこのシーズンはエジプト全体でもたいした調査結果が得られなかったかのように発掘ニュースも非常に貧困で面白味がないです。
もっともそれは自分の守備範囲内でのという条件がつきますが。
 ★★★  
52  Egyptian Archaeology 50  2017年春号です。
まず、EESにペテンにかけられたようで、EESの年会費を払うとEA2巻とJEAが1巻ついてくるはずが遅配が続きJEA1巻分ごまかされたようなと苦情を。
今回の中身ですが、早稲田隊が発見したTT47付近で発見された墓についての記事が載っています。
ヘリオポリスでの発見の記事も載っていますが、巨像については触れていませんが、ラスセス6世のオベリスクの写真が載っています。
個人的に一番熱心に読んだのは、カルナックにあるプタハ神殿の記事です。
ここに載っている写真のうち、写真の説明には触れていませんが基礎部分に使われているブロックにはハトシェプスト女王の名前が刻まれています。
自分には次回はありませんが、次回カルナックに行く予定の方はプタハ神殿の下のほうをじっくり見ると見つかることでしょう。
サフラーの像がエルカブの周壁内で見つかったという記事も面白かったです。
エルカブ=貴族の墓とラムセスとアメンヘテプ3世の祠と思っている人も多い(実際見学できるのはそこだけではあるが)のですが、もっとも重要なのは道路の反対側にある日干し煉瓦製の周壁に囲まれた部分です。
ただ、アマルナ関連の記事がなかったので星がイマイチ伸びず(笑)
EAは1巻1000円ほど。このくらいの金額で多くの情報を読める雑誌がないところに日本におけるエジプト学の広がりのなさがある。
 ★★★★  
   53  The Journal of Egyptian Archaeology 102 自分のところには2017年6月に届きましたが、2016年のジャーナルです。
最近のEESは届くのが非常に遅く、クレームを散々メールしました。
会員の更新はJEA102が届くまでしないと書いたのですが、ようやく届きました。これでも出版から到着まで早い方です。
中身に入る前に、一時期カラー写真もあったような気もしたのですが、財政状況がわるいのかモノクロオンリーに戻りました。
内容ですが、最初にB.ケンプがアマルナでの調査について記事を寄せていますが、これは素人にとっては難しい。
研究者にとっては重要なのでしょうが、骨の話をされても、もう少し知識が入ったら読み直しをすることにします。
個人的には、大ピラミッドの調査(日本が関わっているアレではありませんが)についての記事が一番面白かったです。
最近はどうも地味な記事ばかりで自分向きのものはあまり出てきません。
ブックレビューも少ないし。
 ★★★  
  54  Egyptian Archaeology 52  EESの2018年春号。
EESのジャーナル類は発刊してから我が家に届くまで数か月遅れはザラで、毎回クレームメールを数回入れないと届かないのですが、今回は数週間遅れで届きました。
これは日本までの輸送時間のタイムラグなので問題ないです。
内容ですが、記事の中で自分の興味を引いたのはアブシールで見つかったラムセス2世の小神殿の記事。
第5王朝以外、特に新王国時代の遺跡があるのは少し意外です。
あとは各地の調査状況を知らせる「Digging Diary」
まずアマルナを見て、その各地を見るのですが、ルクソール神殿の調査記事に付いていた写真に日本人の名前がありました。
現地で活躍する日本人というと河江さんを思い浮かべますが、この女性は会ったことはありませんがかなり長期間現地で調査してるようで度々名前を見かけます。
同じ日本人としてちょっとうれしいです。
 ★★★  
           
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