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    タイトル  レビュー 評価   備考
  1  The Encyclopedia of Ancient Egyptian Architecture D.Arnordの本です。
いわゆる辞書的な本ですが、自分が所有する同類の本のなかでは一番読みやすく活用しています。
タイトル通り建築物と地名には強いので、一般向きと云えるでしょう。
著者は、TVにも頻繁に登場していますが、中王国時代のピラミッドに特に精通しています。
  ★★★★★   
  2  Stones & Quarries  in Ancient Egypt エジプトの遺跡群に興味を持つと、石材にぶつかります。
神殿群、ピラミッドには、石材として多くの石種が多くの採石場から運ばれてきました。
この本は、石種ごとに産地が記され説明がされています。
石と採石場についての本なのですが、それ以上の情報が得られます。
たとえばジェベル・エル-シルシラに関していえば、この本から、ほかのどの本より重要な情報が得られました。
 ★★★★★★  
  3  Karnak Evolution of a Temple E.Blythの著書です。
この本を読んだ後は、カルナック神殿に関するほぼ全てのガイドブックの内容が陳腐に思えることでしょう。
パッケージツアーのガイドの説明も同様です。
カルナック神殿に関していえば、この本よりも上を行くのは、高額の調査報告書のみと言っても過言ではないでしょう。
この本の内容でこの金額とは驚き!
驚異の一冊です。
 ★★★★★★  
  4  The Memphite Tomb of Horemheb Commander-in-Chief of Tutankhamun 2010年代になって正式公開されたサッカラのホルエムヘブの墓のシリーズ1巻目です。
この本は、墓の概要及びレリーフがテーマですので、自分程度の遺跡マニアが見ても楽しめる内容です。
この本を見てから実際の墓を見れば、重要なレリーフの見逃しを防ぐことができます。
このシリーズは、巻を追うごとに、よりディープな内容になっていきますが、購入は専門家でもなければこの巻だけで十分でしょう。
 ★★★★   
  5  The Obelisks of Egypt Labib Habachiの著書です。
オベリスクの専門書といえば、難解そうですが、それほど難しくもない本です。
内容的には知られているものばかりですが面白い本です。
2017年2月に改めて読み直すと面白い情報がたくさんありました。
まず現在は破壊され破片が残るだけになっているカルナック神殿トトメス3世の祝祭殿裏(東)にあったハトシェプスト女王の特大オベリスクについての記述は面白い。
アスワンにあるというセンムトのグラフィーなどについても書かれている。
セティ1世の未完成オベリスクやラムセス4世のオベリスクの写真もよいです。
 ★★★★  
  6  The Temple of Abydos An illustrated Guide E.Brock著のアビドスのセティ1世神殿とラムセス2世神殿の簡単なガイドブックで、遺跡近くのお店で販売されています。
薄いので持ちやすく、その割には内容はしっかりしています。
英語が軽くでもわかれば、十分通用するガイドブックです。
似たような本は、いくつかありますが、有名なエジプト学者でもあるBrockのこの本が、おすすめです。
 ★★★★  
  7  Egyptian Rock-cut Tombs   D.Arnordの岩窟墳墓群の薄いガイドブック的な本です。
Shire Egyptologyシリーズの一冊ですが、このシリーズは、どれも80ページにもない割にしっかりした内容が書かれており、自分のお気に入りとなっています。
主に新王国時代の墓を取り上げていますが、面白いです。
 ★★★★  
  8  The Tomb in Ancient Egypt  A.Dodsonのエジプトの墳墓群について書かれた本で、360ページ以上の大作です。 
時代ごとに概要が説明されており、また主要ネクロポリスの地図や墓の平面図があります。
特定の墓について調べるという目的には向かない資料ですが、場所、特にテーベの私人墓の位置を特定するのには役立つことでしょう。
 ★★★  
  9  Atlas of Ancient Egypt 自分が持っている本は、AUCから出版されている再販版です。
この本は、サイト限定ではありますが非常によいガイドブックというだけでなく、意外に細かな説明もされています。 
ホテルやレストランは、他の本で探し、行く場所の知識は、この本から得るというのが、いいのではないかと思います。
持っていて、損はないでしょう。
非常にいい本で、便利な本です。
 ★★★★★  
  10  The Alabarter Sarcophagus Oimenepthah Ⅰ King of Egypt この本は、偶然入手した本です。
まったく購入する気もなく市場を眺めていて限定95冊が目に入り、それほど高価ではなかったのでとりあえず入手した程度です。
勿論、これは、セティ1世のアラバスター製の石棺に関する本で、カラーではありませんが、100%コピーの非常に丁寧なイラストがついています。 
自分は、この石棺の実物を見たことがありませんが、非常に精巧な作りをしていることをうかがえます。
自分のなかでは、偶然購入したラッキーなアイテムでした。
この石棺の勉強をしている人ならば、この石棺に刻まれた碑文が載る資料は見かけませんので★ひとつ増やしてもいいかもしれません。
 ★★★★  
  11  The Complete Royal Families of Ancient Egypt コンプリートシリーズの1冊です。
翻訳された日本語版もありますが、自分が持っているのは英語版です。
この本(と翻訳本)が出版されたことにより、それまで幅を利かせていた『古代エジプト ファラオ歴代誌』 が用済みとなりました。
こちらの方が、はるかに内容の濃いうえ、情報が新しいです。
ある程度深く古代エジプを知るつもりならトこの本を是非購入することをおすすめします。
ハードカバー、ペーパーバックがありますが、内容は同じです。
 ★★★★★  
  12  The Tomb of Huy  Viceroy of Nibia in The reign of Tutankhamun 個人的には、この本は購入すべき本であるし、宝物のひとつですが、多くの人にとってもそうかといえば違うと思います。
購入したいと思っていたのですが、なかなか売りに出ず、やっと見つけたもののとんでもなく安い値だったので期待せずに購入しました。
カバーこそ汚れていましたが、中身は問題なく自分としては良い買い物でした。
ツタンカーメンの墓出土の船の模型の説明で度々登場するHuyの墓の装飾についての本です。
アマルナの岩窟墳墓シリーズと同じ著者なので構成は似ています。
いくつかの壁画についてはカラーイラストになっています。
ツタンカーメンの名前は確かにあります。 
 ★★★★  
  13  Gurob Vol.ⅠⅡ A.P.Thomasの本で2冊セットの1冊目です。

2冊目に比べて図表が少なく、英語の苦手な人には厳しいでしょう。
中身は、このサイトの全体の説明がされていますが、元々の目的だったアマルナ時代のことについては、あまり解説がありませんでした。
ただし、サイトの地図は、Ⅰにしかないので、最終的には2冊セットで購入すべきものでしょう。
もっとも、これもあまり市場に出ないというのも事実ですが。 
購入者は、かなり限定されるでしょうが、2冊セットで8000円以内が基準でしょうか。

A.P.Thomasの本で2冊セットの2冊目。
ファイユーム近くのGurobは、アマルナ時代でも重要視されていたようで、資料に名前が登場します。
この本は、ここから発見された遺物を扱っていますが、ツタンカーメン、それから目当てのアクエンアテンの名前もありました。
もちろん、新王国時代の諸王の名前も見ることができます。
現在は、見るべきものが何もないので、少なくても観光客が訪れることは稀ですが、資料を持っていけば・・・自分のような極度の遺跡マニア限定なのでしょうが・・・楽しめると思います。 
 ★★★  
  14  The Temple of King Sethos I at Abydos, Volumes Ⅲ この4巻シリーズは、EESから1930年代に出版されました。
A2判の特大&重量級の本ですが、高額で取引されています。
自分は、偶然このシリーズのほぼ新品を30万円弱で購入しましたが、現在はセット80万円くらいで取引されています。
このシリーズのよいところは、ほぼすべてのレリーフのきれいなイラストが載っていることです。
この巻は、オシリスホールとセティ1世聖祠です。
1巻づつ揃えれば10万円×4巻ということもありえますが、市場に出ているものが少ないのですべてを揃えるのは困難です。
セット30万円ならお買い得、50万円までなら買いというのがバイヤーとしての自分の基準でしょう。
単品なら8万円なら買いでしょう。
 ★★★★★★  
  15  Millions of Jubilees studies in Honor of David.P.Silverman Vol.Ⅰ SCAから出版されており、比較的入手しやすいのですが、今回は2冊組の1冊目・・・2冊目と中身は違うので購入する際は注意が必要です。
この本で、自分が興味を持ったのは、2つの記事で、これを読むために購入しました。
2冊組の2冊目より、こちらの方がはるかに面白いです。
1つ目は、ツタンカーメンの人型カノポス容器に関するもので、ネフェルネフェルウアテン王の物を再利用した話が詳しく書かれています。
この本では、もう一つツタンカーメン関連の話が載っています。
もう一つが、カルナック神殿で見つかったアメンヘテプ4世(アクエンアテン)の立像は、父王アメンヘテプ3世のものを削り直し再利用したという話で、自分はKMTで最初に読みました。
こちらも非常に面白く是非読んでもらいたいものです。
また、ドイツ語ですが、デル・エル・ベルシャのトトメス3世時代のステラに関する記事も面白いのではないかと。 
 ★★★★  
  16  The Suvey of Memphis Ⅵ これは、自分には難しい=評価低い。
全くおもしろくありませんでした。
いつか理解できる日がくるのでしょうか。
購入したばかりで、この評価というのもなんですが。 
 ★★  
  17  The Temple of Abu Simbel E.Brockの簡素なガイドブックです。
非常に薄く、また安価なのですが、その割に内容が濃いのは、エジプト学者が書いたからでしょうか。
ガイドブックなら、この本で十分ですし、それ以上かもしれません。
イラスト、写真も豊富です。
 ★★★★  
  18  The Mysteries of Abu Simbel ザヒ・ハワスの本です。
こちらもガイドブックのようなものですが、アブシンベルについての内容は、Brockの本に劣ります。
ただし、こちらは、アスワンからアブシンベルの周辺までの遺跡についても触れています。
ここで、面白いのは、アブシンベルの移築の際に、いくつに分割して運搬したかという明確な事実があるにもかかわらず、本によって非常に開きがある点です。
10単位ではなく、万単位で違う本すら存在します。
これを、注意してみると面白いかもしれません。
 ★★★  
  19   Egypt Pocket Guide Aswan これも、同じくシリオッティ氏のガイドブック。
現地では、10ドルも出せば買えます。
他のサイトに比べて地味なアスワンのガイドブックを選んだのは、スペシャルがあるからです。
この本を読んで知識を得た一番のものは、アブシンベル神殿にオベリスクがあったことです。
現在は、ヌビア博物館にあります。
これだけで、この本を買った価値はありました。 
  ★★★★★  
  20  A Guide to the Tombs and Temple of Ancient Luxor よくあるガイドブックなのですが、この本はルクソール東岸・西岸の遺跡を比較的丁寧に説明されています。
ここまでなら、星3つです。
この本を価値は、カルナック神殿に関する記述です。
この本を購入する前にも、カルナックに関する本を購入し、ツアーガイドの説明は何度も聞いていました。
しかし、この本のイラストをみて驚愕しました。
ここには、トトメス4世時代のカルナックの平面図が載せられています。
それだけでも価値はあるのですが、注目すべきはオベリクスの数。
この本を読んでから、長期間カルナックの資料を集め続けました。 
もし、この本を読む機会があれば、ぜひオベリスクの数に注目してください。
 ★★★★  
  21  Egyptian Archaeology 赤いのバックのW.Wendrich編集の本で、エジプト学者の中では非常に評判の良い本です。
残念ながら、エジプト学者ではない自分は全くおもしろくありませんでした。
自分が、ドイツ語やフランス語は勿論、英語の本真面目に読むきっかけになる図表がまったくと言っていいほどありません。
専門家の人にはいいのかもしれませんが、自分には、どうでもいいことを難解な文章で説明しているだけとしか思えませんでした。
1万円程度の価格を考えれば、本当は、星1つにしたかったのですが、見栄で2つです。
 ★★  
  22  Abydos AUCから出版されているアビドス関連の新しい本です。
アビドスにおける自分の興味の中心は、セティ1世神殿、ラムセス2世神殿ですが、とりあえず全域を説明している本が欲しかったので購入しました。
そういう目的であれば、この本は有益です。
ただし、この後アビドスのセティ1世神殿に関する本の、おそらく最高峰(値段も含めて)を4冊セットを購入してしまったので、急激に興味がなくなってしまいました。
ちなみに、アビドスに関して専門的な本は、EES(EEF)から非常に細分化して出版されていますので、自分の興味のある部分について深く知りたい方は、そちらを購入した方がいいでしょう。
この本は、新しい情報はありますが、奥深いアビドスの入口付近の本です。
 ★★★  
  23  The Egypt exploration Society  The early years EESが、まだEEFと名乗っていた頃の活動記録です。
それほど面白いとは思いませんし、個々のサイトの発掘について知りたければ、発掘記録を見た方がいいでしょう。
いくつか興味深い写真や、設立に深く関わったH・カーターのイラストもありますが、どうしても購入する必要はなさそうです。
あまり期待はできませんが、とりあえず図書館で探してみたほうがいいのではないかと思います。
 ★★  
  24  Atlas of The Valley of The Kings (Box) KV62までの詳細な地図集です。
王家の谷の全体図、東谷・西谷別の地図、そして個々の墓の平面図・立体図となっています。
自分は、全体図を部屋に飾っています。
最近は、WEBでも確認できますが、それでもある程度の大きさがある地図は見ごたえがあります。
自分は、エジプトへは王家の谷から入ってきたので、初期に入手した宝物です。
このボックスは、当時入手困難で、無理を言って河江さんから譲ってもらいました。 
2013年現在、程度がいいものであれば送料込み15,000円なら安いです。
送料込みと書いたのは、非常に大きく重いので、送料別の場合、かなりの負担があると思いますので。
 ★★★★★  
  25  The Tomb of Hatoshopsitu 表紙天国、内容地獄で有名なセオドア・デイビス氏の調査記録の1冊です。
この本は、H・カーターが行ったハトシェプスト女王の王墓(KV20)の発掘記録です。
内容地獄というのは、専門家が見たものであって、自分のような素人には十分な内容です。
カーターが行ったこの発掘の報告書だけについて言えば、 エアトンのKV55やKV57の報告書より遥かに良いです。
ここに書かれた内容は、後のKV20に関する記述の元ネタですので読んで損はないでしょう。
残念なのは、技術的に難しかったのでしょうが、写真が少ないことです。
 ★★★★  
  26  Atlas of The Valley of The Kings (ring) atlas of The Valley of The Kingsの廉価版です。
こちらは、大きさはそのままですが、持ち運びが楽になっています。
会議や資料としてする場合は、こちらを活用しています。
わざわざボックスタイプではなく、こちらでほとんど用は足ります。
格段に値段は安いです。
ただし、KV62までの資料です。
 ★★★★★  
  27  Temple of the World: Sanctuaries, Cults, and Mysteries of Ancient Egypt 『ピラミッド大全』の著者であるM.ヴェルナーの著書です。
専門のアブシール近郊の太陽神殿について詳しく書かれているわけではありません。
この種の本は、個別の神殿について詳しく書かれていませんので、 特定の神殿に興味がある人には、物足りなさが残るかもしれません。
個人的には、説明自体は、特別高い評価をするものはありませんでしたが、写真や図表は珍しいものがかなりあったので楽しめました。
円が高い時に、アマゾンに予約を入れていたので、現在より2000円ほど安く購入することがでしました。
購入目安は、5000円くらいでしょうか。
 ★★★★  
  28  Abusir and Saqqara in the Year 2010 Abusir and Saqqara というタイトルが付いていますが、いわゆるピラミッドエリア内で調査をしているエジプト学者の調査報告書のようなものです。
今回は、どういうわけ2巻組で、当然高価で20000円弱というあたりで取引されています。
内容の方ですが、自分が読んだ順ですが、まず河合望氏が早稲田隊が発掘をしている新王国時代の遺跡について記事を書いていますが、なかなか力が入っています。
メイドゥムのピラミッド神殿に書かれた(もう薄くて見えなくなっていますが。)グラフィートに関する記事も面白かったです。
アブシール関連については、貴族の墓の方は、あまり興味がなかったのですが、ニウセルラーのピラミッド参道の調査、太陽神殿について書かれたものは、読み応えがありました。
シュタデルマンが、書いたスネフルの治世年数に関する話(タイトルは、違うものですが。)も、面白く、非常に参考になりました。
ギザのピラミッドにばかり目が行きがちですが、ピラミッドの建造年数についての証拠は、赤ピラミッドをはじめとするスネフル時代の方が圧倒的に多いです。
シュタデルマンの健在ぶりを思わせる短い記事でした。
最後に、ウナスのピラミッド玄室の装飾の記事ですが、これには驚きました。
これを読めただけでも、この本を購入した価値がありました。
古王国時代のピラミッド(階段ピラミッドを除けば。)の壁面に装飾(ピラミッドテキス)トが登場しただけで、このピラミッドを有名にしています。
今回の発見は、壁面にカバ狩りをしているレリーフが、玄室の装飾としてあったというものですが、ここまで来ると、アマルナ時代を除く王墓の神聖不可侵が脆くも崩れてしまいます。
大抵の説明では、王墓は、貴族を含む私人墓と違い、宗教的儀式関係の装飾が行われるとされ、カバ狩りモチーフにをするなどあり得ないことです。
自分も、そうだと信じており、これは再利用を示すものかと疑ってしまいました。
それと、このような重要なことが、今まで知られていなかったということに驚いてしまいます。
それと同時に、過去に大規模な調査が行われた遺跡でも、現代の科学でもう一度調査する必要があるのではないかと思ってしまいます。
 ★★★★  
  29  Bersheh Reports Ⅰ ボストン美術館、ペンシルバニア大美術館、ライデン美術館の合同調査隊の報告書です。
EESの前身EEFから、このデル・エル・ベルシャの初期の調査報告書が発刊されていますが、高額で取引されています。
この本は比較的最近のものです。
自分には、それほど興味深い記事はありませんでしたが、墓の解説もついています。
写真はカラーではないです。
 ★★★  
  30  Guide to The Nubian Monuments on Lake Nasser J・Gohary著、アスワン~アブシンベルまでの遺跡ガイド(イシス神殿を除く)です。
この地域に関するガイドブックでは、自分にとって最高の本です。
写真は非常に少ないです。
自分にとっては、これはかなりの減点になるはずなのですが、それを補ってあまりある説明が書かれています。
特に、レリーフの説明は、1面づつされており、これ以上のものはありません。
建物自体の説明はいくらでもありますが、レリーフを説明するものは非常に少なく貴重です。
アブシンベル神殿観光でも、これを持てば無敵と言えます。
しかも、安く、軽い。
ガイドブックとして、満点をつけて問題ないでしょう。 
 ★★★★★★  
  31  The Hidden Tombs of Memphis G・マーティンの著書です。
これは、サッカラにあるホルエムヘブをはじめとした新王国時代の墓に関する本です。
ちょうど、公開されている墓の説明となっているので、いいガイドブックになります。 
 ★★★★★  
  32  Hatshepsut From queen to Pharaoh メトロポリタン美術館の出版物です。
あまり知られていないようですが、MMAは、ハトシェプスト女王に関する遺物を非常に多く所蔵しています。
この本は、ハトシェプスト女王に関する知られざる遺物を知るためには非常によい本です。 
ハトシェプスト女王に関しての知識を増やすうえでも役立つことでしょう。
 ★★★★★  
  33  Excavations at El-Ashmunein Ⅲ The Town 先達であるG・RoederのHermopolisシリーズが、事実上購入不可能であるため、アシュムネイン(ヘルモポリス)の勉強するのには必要な本です。
シリーズは、5巻ありますが、自分は5巻目を除いて入手しています。
ジャーナル形式の本については、アマルナに入れてありますが、この本はこちらで取り上げてあります。 
 ★★★★★   
  34  Tomb KV39 in the Valley of the Kings J・Roseの本です。
現在でも、日本では、あまり注目されず、観光することもできないKV39に関するものです。
カラー写真はないものの、図表・写真も多く、説明もわかりやすいです。
個人的には、こちらがアメンヘテプ1世の墓であってもらいたいというのが希望ですが、旗色は悪いようです。
いい本です。 
少なくても、王の墓について、このような本が1冊あるのが望ましいのですが・・・。
 ★★★★  
  35  Hatshepsut AMR HUSSEIN著。
ローカルな本で、たぶん日本の市場では流通していないと思います。
この非常に安く薄い本の何がいいかといえば、ハトシェプスト女王のオベリスクに刻まれた碑文(4面分+ベース部分)ヒエログリフ、読み、英語訳が載っていることです。
これは重要です。
彼女の葬祭殿のプント遠征のレリーフについても一部載っています。
買った当初はそんなことは考えていませんでしたが、これは重宝します。
8ドル~9ドルくらいでしたので、これは星を4つでは足りないです。
 ★★★★★  
  36  Gebel Es-Silsilah Ⅰ ジェベル エル-シルシラの調査報告書です。
Ⅰということですが、どうやら50年以上経った2013年現在、Ⅱは出版されていないようです。
この本は、シルシラ西岸の岩窟祠について書かれており、レリーフのイラストもあります。
残念なことに、このサイトで一番有名なホルエムヘブの岩窟神殿のレリーフについては書かれていませんが、この神殿については、他のソースから情報を得ることはできます。
意外に多いハトシェプスト女王時代の祠が、程度は別にして残っていることは驚きです。 
自分のお気に入りの1冊。
 ★★★★★  
  37  The Royal Canon of Turin A・ガーディナーの著作です。
著名なエジプト学者でヒエログリフの大家の著書であるので期待したのですが、少々期待ハズレでした。
再版本ですので初版本との違いがあるのかもしれませんが、写真もなし、説明も極めて簡素。
こういうものというがわかる程度です。 
 ★★  
  38  Beyond the Horizon  
 Studies in Egyptian art,Archaeology and History in Honour of Barry J.Kemp Part 1
2009年にSCAから出版されています。
B.Kempの業績に関連する有名なエジプト学者の寄稿をまとめた本です。
アマルナに関連した学者だけではないです。
個人的には、ハワスのオベリスクの寄稿、A・Dodsonのアクエンアテンの後継者についての寄稿は面白かったです。
A・Dodsonは、S・Ikramとともにこの本の編者です。
 ★★★★  
  39  Beyond the Horizon  
 Studies in Egyptian art,Archaeology and History in Honour of Barry J.Kemp Part 2
シリーズの2巻目です。
こちらは、この本を読み返すきっかけになったK・Spenceのアテン大神殿についての寄稿が面白かったです。
ここで取り上げられた『Holl of Freign Tribute』と呼ばれる建造物は、アテン大神殿の北側に造られ、使用目的がよくわかっていません。
アマルナの多くの岩窟墳墓のレリーフには、アテン大神殿がモチーフとして画かれていますが、この建物はそれほど重要なものには見えません。
 ★★★★  
  40  Who's Who in Ancient Egypt M・Riceの古代エジプトの人名辞典です。
比較的多くの人物が取り上げられているのですが、ヒエログリフが載せられていないという致命的な欠点があります。
これは、読みはじめのころは、それほど感じなかったのですが、これを利用しようとすると、大きな問題と感じるようになりました。 
 ★★  
  41  Abu Simbel Aswan and The Nubian Temple Art and Archaeology アスワンからアブシンベルまでの遺跡の軽い説明と多くの写真が載っています。
勉強のためにはやや厳しいのですが、旅の記念にはいいでしょう。
珍しい写真も多いので、意外とお得です。
AUCの再版本。 
 ★★★★  
  42  Gifts of The Nile リバプールの博物館の図録です。
この博物館は、アマルナ出土のカラープラスターを多く持っているのですが、そういうマイナーなものはありませんでした。 
 ★★  
  43  Egyptian Temples (Shire Egyptology) 項目ごとに分かれたシリーズの神殿に関する本です。
1000円弱で購入できる本なのですが、これが意外にいい値段で流通されています。
内容は、悪くないですので、後は売値でしょうか。
この本についていえば、まず写真はモノクロです。
個々の説明は簡素ですが、概要は掴めます。 
 ★★  
  44  Discovering Tutankhamun: From Howard Carter to DNA Z・ハワスの近年の活動の集大成本です。
権力を一手に握っていた時期の活動記録のようなものですから、ディカバリーチャンネルなどで紹介されていたものと同じ内容です。
では、面白くないかと言えば、NO。
まず、珍しい写真がずらり・・・しかも、ほとんどがカラー写真です。
これだけでも購入する価値はあるでしょう。 
 ★★★★  
  45  Gogs & Goddesses in Ancient Egypt カイロの空港で600円ほどで買った薄い本です。
神のイラストとヒエログリフが載せてあります。
その神の主な神殿も記されています。
有名な神はもちろん、地方の神まで載っているので資料として重宝しています。 
これより詳しい本は当然ありますが、一目でわかるという点では、この本は非常に優れています。
 ★★★★★  
  46  Luxor, Karnak, and the Theban Temples (Egypt Pocket Guides) シリオッティ氏の薄いガイドブックシリーズ、カルナック神殿・ルクソール神殿、西岸の神殿群のものです。
ルクソール神殿、カルナック神殿についていえば、これ1冊で、通常の観光であれば他の本は不要です。
平面図、 見どころの説明、カラー写真、まったく問題なし。
安く、薄く、わかりやすい、ガイドブックの見本です。
 ★★★★★  
  46  Valley of the Kings(Egypt Pocket Guides) ポケットガイドシリーズの王家の谷版です。
これも、非常によいガイドブックで、通常の観光見る墓を網羅しています。
さらに、貴族の墓、王妃の谷の墓(当然、ネフェルタリの墓も含みます) の説明もついています。
カラー写真、イラストも多く非常にいいです。
 ★★★★  
  46  The Osireion Egyptian Research Account、M・Murrayの著書です。
初版本は、1903年に出ていますが、自分が入手したのは、1989年の革張りの再版本です。
PDF版を持っていたので購入リストの上位に載っていなかったのですが、気まぐれで注文しました。
図表がカラーではないですし写真が少ないです。
アビドスを専門にやるなら持ちたいでしょうが、そうでなければ簡単に入るPDF版で十分でしょう。 
 ★★★  
  47  Theban Desert Road Survey II:
 The Rock Shrine of Pahu, Gebel Akhenaton,
 and Other Rock Inscriptions from the Western Hinterland of Qamula
 (Yale Egyptological Publications: Yale Egyptological Seminar)
最初に予約注文してから2年越しで2014年5月に15,000円で入手。
購入目的は、タイトルのGebel Akhenaten アクエンアテンの山とでも訳すのでしょうか。
これで、触手が動かないアマルナマニアはいないでしょう。
付近の崖には、他にも文字や絵が見つかっていて載っています。
トトメス3世、第18王朝アハメスの名前が見られます。
この付近は、観光客など来るはずもなく、他に詳しい記述がある資料もないので、いい本を入手したと思っています。
ただ、アクエンアテンらしき人物は画かれていますが、名前はなく、近くにバブーン=トト神、ミン神が画かれているなど、微妙な部分もあります。 
 ★★★★  
  48  Theban Desert Road Survey in the Egyptian Western Desert:
 Gebel Tjauti Rock Inscriptions 1-45 and Wadi El-Hol Rock Inscriptions 1-45
Theban Desert Road Surveyシリーズの1巻目です。
タイトルからルクソール周辺だと思ったのですが、ルクソール北の地域についての本です。
思っていたより面白くありませんでした。
 ★★★  
  49  Egyptian Towns and Cities Shire Egyptologyシリーズ本です。
エジプトで購入しましたが、本代は日本とあまり変わらず、郵送料だけ安いです。
さらっと流して読みましたが、これは結構面白いです。
エルカブやマルカタなど行った場所も取り上げられておりタイムリーな感じです。
 ★★★★  
  50  Monuments en bas reliefs aux noms de thoutmosis ii et hatchepsout a karnak 2014年のエジプト旅行の際に購入しました。
フランス語です。
珍しく中身をチェックしてから購入したわけですが、フランス語ですので、読んだというより図表を眺めてというのが正しいです。
現在カルナック神殿におけるトトメス2世の建築物を見ることは非常に難しいのですが、実際はかなり活動していました。
トトメス1世とトトメス3世のオベリスクの間にも1対オベリスクがあったことはあまり知られていませんが、トトメス2世のものがありました。
また、第3塔門のある区域にトトメス2世が建築を行っていたことがわかっており、それは現在野外博物館で見ることができます。
それについての資料・・・のつもりで購入しました。
残念ながらフランス語を読むところまでいきませんが、図表だけでも資料として楽しめました。
 ★★★★  
  51  Egyptian Statues  Shire Egyptologyシリーズの像の本です。
項目ごとに購入できるので興味を持った時に購入できるのは非常にいいです。
自分の場合、とりあえず入手したので、まだ・・・。
 ★★★  
  52  Egyptian Titles of the Middle Kingdom 古代エジプトをやっていると称号にぶつかります。
気になる人には、必要な本になるのでしょう。
自分も、この種の本の必要性を感じていたのですが、使い始めると、どうも自分が考えていたのと少し違うような・・・。
自分のヒエログリフのレベルが低いせいもあるでしょうが、自分には合いませんでした。
3000円以下で購入できますので、興味のある方はどうぞ。
 ★★★  
  53  The Complete Cities of Ancient Egypt 2014年に出版された本です。
Shire Egyptologyシリーズではありましたが、都市なり町なりに焦点を当てて体系的に説明した本は非常に少ないです。
例えば、ギザの労働者の町なりアマルナだけというものhありましたが、とりあえずエジプト全体を網羅しています。
これは、そのサイトの専門家にはなりえないアマチュアにとっては重要ですしありがたいです。
このコンプリートシリーズは読みやすいですし、写真・イラストがカラーで見やすいです。
専門書は、価格を下げるためなのか経費を下がるためなのかは知りませんが、写真・イラストがモノクロというところがイマイチ・・・。
読み始めて、すぐにレビューを書いているので、ツッコミが甘いですが、当然星は・・5つ。
テーマは地味ですが、内容は面白く久々に読み応えというか読む意欲を沸かせた本です。
 ★★★★★  
  54  Columns of Egypt これは、購入前に非常に期待をしていた1冊です。
これを読めば、エジプトの柱に関することをすべて(だいたい)知ることが出来るというような。
結果から言えば、その期待からは遠かった。
悪くはないのですが、もう少しまとまりと解説に図表が欲しかった。 
年代ごとか、サイトごとか。
それでも、いい本にはかわりはな4つ星。く
 ★★★★  
  55  The Temple of Tausret:
The University of Arizona Egyptian Expedition Tausret Temple Project, 2004-2011
 ルクソール西岸の葬祭殿群のひとつであるタウセルト女王葬祭殿の調査報告書です。
この葬祭殿は、初期の発掘で“大したもの”が見つからなかったためか、その後ほとんど見向きもされませんでした。
今世紀になって再調査が始まったのですが、その後も話題になることがありませんでした。
この本は、2004年から2011年までの調査内容が書かれていますが、、やはり驚くべき(いわゆる世紀の発見)というものはないようです。
しかし、初期の粗雑な調査以降発掘をやっていなかったので、小さなものは多く見つかっており、平面構造も確定できそうです。
2014年の6月に行った時も調査を続けていたので、この後も色々な発見があったことでしょう。
よくわからまいまま第20王朝に移行した第19王朝の最後の手がかりが多くみつかることを楽しみに読んでいます。
この時代に興味がある人はあまりいないでしょうが、面白いです。
 ★★★★★  
   56  The Temple of Ramesses II in Abydos Volume 1: Wall Scenes 最近入手した本の中では一番資料価値があると言えます。
以前入手したEESから出版されている The Temple of King Sethos I at Abydosのラムセス2世神殿版のようです。
すべての壁面レリーフのカラー写真と重要部分についてはイラストも載せられているので散々撮影した写真の整理ができそうです。
 ★★★★★★  
  57  The Oxford Handbook of the Valley of the Kings 2015年最後の日に入手した本になります。
USアマゾン から購入しました。
早くに予約を入れていたので日本で購入するより5000円ほど安く手に入れられました。
この種の本を購入したことがない人には信じられないでしょうが、殆どの場合出版された直後に新書として買う方が古書で購入するより安く手に入ります。
アマゾンで洋書を購入する場合、予約をすると為替等で価格が変動した場合一番安い金額で購入できるので予約すべきです。
そして、信じられないでしょうが、時々とんでもないことが起きてビックリする金額で手に入れることもできます・・・ドル/英ポンドの勘違いとか。
この本についてですが、個々の墓についてはそれほど詳しくありません。
もう少し詳しく書かれていることを希望したのですが少々残念です。
長年王家の谷の調査をしていたケントウィークスが関わっているのでKV5の最新情報があるかといえば、ないと言った方が近いし・・・。
知識を増やすことはできましたが少々不満です。
イラスト、写真はモノクロ。
 ★★★★  
  58  The Royal Tombs of Ancient Egypt A.Dodsonが著者です。
内容は著者の過去の著作を読んでいればよいというものですが、ここで重要なのは図表資料。
これだけでこの本を購入する価値があります。
ほぼ全ての王のピラミッドの平面図または断面図が掲載されており、アブラワシュにあるL1と呼ばれるほぼ消えたピラミッドも含まれています。
多くのエジプト学者がピラミッドから除外していますが、こういうのを見せられるとそれが本当に正しいのか疑問を持ちたくなります。
また、王家の谷はKV64や新しい発見により増室したKV40まで含まれた平面図付マップもありがたいです。
各王墓の同縮尺での比較もありますし、多くの葬祭神殿も載せられています。
自分の守備範囲外ではあるけれどグレコローマン時代の墓(もちろんエジプトの外でfすが)についても触れています。 
個人的には☆6つ
 ★★★★★★  
  60  The Tomb of Ramesses VI: Egyptian Religious Texts and Representations 王家の谷KV9(ラムセス5世&6世墓) の報告書。
Piankoffの本で壁面装飾について説明されています。
2巻セットの1巻は写真資料集になっていますが、非常に丁寧に撮影されています。
ただし、モノクロですが。
当然のことですが、この手の本は廉価本は避けるべきで、少々高価ですがオリジナルを入手すべきでしょう。
 ★★★★★  
   61  The Temple of Abydos An illustrated Guide  E.Brock著のアビドスのセティ1世神殿とラムセス2世神殿の簡単なガイドブックで、遺跡近くのお店で販売されています。
薄いので持ちやすく、その割には内容はしっかりしています。
英語が軽くでもわかれば、十分通用するガイドブックです。
似たような本は、いくつかありますが、有名なエジプト学者でもあるBrockのこの本が、おすすめです。
 ★★★★★  
  62   The Monuments of Egypt: An A-Z Companion to Ancient Egyptian Architecture  内容はいいのですが、「The Encyclopaedia of Ancient Egyptian Architecture」の看板架け替えです。
一言そういって欲しかったです。
届いて数日で知り合いにあげてしまいました。
 ★★★★★★  
  63  Egypt: Caught in Time (Caught in Time: Great Photographic Archives)  19世紀から20世紀前半の遺跡の写真を蒐集する目的で購入しました。
主に観光でエジプトを訪れた人が撮ったものなので、遺跡の写真自体は半分もあればアタリで、その中で数枚「使える」写真ががあれば☆4つになります。
この本はそのレベルを十分にクリアしており、水浸しになったルクソール神殿の写真があったのでもう一つ追加。
 ★★★★★  
           
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それでも本はやってくる!!

新しく入手した本だけでなく、本棚からもレビューします。
数が多くなってきたら、分類します。
評価基準は、購入金額と内容から購入が成功かどうかというもので、星3つは合格、2つはハズレor購入の必要なし、4つはアタリと考えてください。
遺跡マニアに自分の判断ですので、あてにはなりませんが、特に洋書を通販で買う場合、タイトルだけでは難しいと思いますので、多少なりとも判断材料になれば幸いです。