タイトル  レビュー 評価   備考
   1  Hermopolis 1929-1939 G.Roederのヘロモポリスの発掘記録です。
当時毎シーズン報告書が出版されていたようで、自分はこのうち3冊を入手しています。
全シーズンをタイトルにしているので、大きな期待とともに高額で買い取ったのですが、結果は自分が期待していたアマルナブロックについては皆無です。
おそらく、年ごとの報告書で漏れたものを取り上げたのでしょうが、少々というよりかなりがっかりです。
地図が唯一の救いと思いたいです。
ドイツ語です。
 ★★  
  2  The City of Akhenaten and Nefertiti   Amarna and Its People 30年以上もアマルナの調査を行っているB.ケンプの著書です。
調査に基づく新しい情報が満載されています。
妄想や夢物語的なものは、一切排除されているのが、非常にいいです。
アマルナに関する知識は、この本1冊でほぼ足りることでしょう。
日本人にとって唯一残念なのは、この本が英語で書かれていることだけです。
アメン神を奉るホルエムヘブによってアマルナが破壊そのものを目的に解体されたのではないという提案は非常に新鮮です。
 ★★★★★★  
  3  In The Light of Amarna ネフェルティティの胸像発見100周年記念展の図録でしょう。
ネフェルティティに関するというより、主にアマルナに関するものを、専門家が寄稿しています。
写真も多いです。
同じような本はこれまでも出版されていますが、情報が新しいことと、何より専門家が書いていることがランクを上げています。
ネフェルティティの生存が確認できる最後の日付の話は、興味深いです。
ドイツ語版と英語版がありますが、日本人にはとりあえず英語版でしょうか。
 ★★★★  
  4  Text from The Amarna Period in Egypt アマルナ時代のほぼすべての碑文を英訳したものです。
アマルナ時代の勉強をしている人にとっては必携の1冊でしょう。
ただし、勉強ではなく趣味としている自分のような人間には英語の羅列は非常に味気ないものに思えます。
価格も安いし非常に役に立つ。しかし、これがすべてではないというのが感想です。
 ★★★★★   
  5  Amarna Palace Paintings アマルナの王宮や王の家の装飾についての本です。
非常に詳しい本なのですが、重要な部分のイラストがモノクロです。
装飾をテーマにしながらモノクロのイラストは当然減点です。
 ★★★★  
  6  The Rock Tombs of El Amarna Part Ⅴ&Ⅵ N.D.Davisのアマルナ岩窟墳墓シリーズです。
このシリーズはアマルナの岩窟墳墓の装飾の図表が載せられており、アマルナに興味がある人だけでなく旅行前の予習にも役立ちます。
初版本はハードカバーでコピーするには非常にいいのですが高価です。
最近、オンディマンドの廉価本が多種出版されていますが、原版からのコピーの出来が悪いものが多く、また小さいので図表がガッカリな場合が多いです。
旅行の参考書的に使う以外ならオンディマンド版は避けた方がいいと思います。
この本もペーパーバック版ですが、EESから出版されていて版が大きく図表も見やすいうえ、2巻一緒になっていています。
ただし、市場に出回らなくなってきているので1万円以下で購入できることは少なくなっています。
5巻目は14号墓などと境界碑が中心で、6巻目はパレネンネフェル、トウトウ、アイの墓が中心です。
 ★★★★★★  
  7  Pharaohs of The Sun   Akhenaten,Nefertiti,Tutankhamen 1999年に行われた展覧会の図録です。
In The Light of Amarnaに比べると、説明より写真が多くアマルナ初心者でも十分楽しめます。
驚くべきは、この出展数。
日本で行われなかったことを残念に思います。
有名なものから珍品にあたるものまで265点。
参考図録まで写真もカラーです。
新品並で3000円以下ならお買い得でしょう。
  ★★★★  
  8  Porträts der Königin Nofretete aus den Grabungen 1912/13 in Tell El-Amarna ネフェルティティの胸像の発見者ボルヒャルト自身によるトトメスの工房跡の解説書です。
ドイツ語ですが、力技で翻訳する価値のあります。
図表が多いので、眺めるだけでも買う価値は十分です。
ボルヒャルトが作ったものという意見もありますが、そういうことは専門家に任せて、この本で素晴らしい胸像についての知識を得てもらいたいものです。
有名な話ですが、ボルヒャルトは、ネフェルティティの胸像を不法同然にエジプト国外に持ち出し、かなりの期間秘密にしていました。
 ★★★★  
  9  Amarna-Relief aus Hermopolis ヘルモポリスで発見されたアマルナ・ブロックに関する本です。
この本では、主にキヤに関連するレリーフが取り上げられています。
他の本では見ることのないものが多く、興味のある者にとっては非常に貴重な一冊です。
ヘルモポリスの発掘者G.Roederのアマルナブロックの本には劣るものの重要な資料と言えます。
 ★★★★★  
  10  The Rock Tombs of El Amarna Parts Ⅰ&Ⅱ アマルナの岩窟墳墓シリーズの1巻目と2巻目のセットです。
1巻目は、メリラーが被葬者である4号墓について書かれています。
4号墓は、ツアーでも行くアマルナの岩窟墳墓の中ではレリーフの保存状態がいい墓です。
色も比較的残っており『きれい。』で終わってしまいそうですが、この本を見てから見学すると見方がかなり変わります。
アテン大神殿を装飾のモチーフに取り上げられていますが、模型や平面図で復元するときに、参考にされています。
2巻目は、いくつかの墓を取り上げていますが、2号墓メリラーⅡは、見逃せません。
現在、損傷が激しくまったくわからない装飾に、実は謎の王スメンクカラーが描かれていることが、この本でわかります。
自分が、このシリーズの廉価本を嫌うのは、多くの場合、それが、何巻目かもわからないというバイヤーにまったく配慮されていないタイトルが多いからです。
A5判の小さな廉価本を除いて、EESから出版されているこの本は、比較的安く購入できます。
地道に探すと新品が1万円以下で購入できます。
 ★★★★★★  
  11  Hatnub Quarrying Travertine in Ancient Egypt EESのEM88です。
ハトヌブについて書かれた本なのですが、ガイドブックとして使用するならAmarna ReportsⅢ・Ⅳをおすすめします。
興味深いことは書かれていますし、情報もこちらの方が新しいはずですが。 
 ★★  
  12  Akhenaten and Nefertiti C.Alded監修の1973年に開催されたアマルナ展図録です。
内容は、写真が豊富で素晴らしいのですが、モノクロ写真ばかりです。
カラー写真であれば星一つ追加してもよかったです。
 ★★★  
  13  Tell El Amarna ピートリーの初期のアマルナ発掘記録です。
この本も、廉価本が多く出回っていますが、肝心の図表が抜けているものが多くあるので避けた方がよいでしょう。
全体の説明はあるのですが、さすがに調査が進んだ現在のケンプのものと比べると落ちます。
注目は、発掘品のリストで、土器やリング類は重要です。
遺物にはアクエンアテンのだけでなく、“スメンクカラー(アンクケペルウラー/ネフェルネフェルウアテンではなく。)”、ツタンカーテン、そしてツタンカーメンの名前も確認できます。
廉価本を避ける必要性を説いているのは、この重要な図表がないものが横行し、しかも、多くの場合、通販で購入するため、到着してからでないと、確かめられないからです。
また、唯一発見者ピートリーだけが確認した、境界碑Fについても触れられています。
 ★★★★  
   14  The Age of Akhenaten 今となっては、自分の書棚においてよくある本の一冊となっています。
現在もよく流通していますし価格もそれほど高くはありませんが、B.ケンプの 『The City of Akhenaten and Nefertiti   Amarna and Its People』があれば120%補完できます。
 ★★  
  15  Amarna Reports Ⅲ 自分が持っているペーパーバック版でさえ非常に高額で取引されているシリーズです。
このは、労働者の村とハトヌブの採石場が主なテーマです。
ハトヌブに関していえば、自分の読んだ本の中ではこのサイトの情報が一番得られたものでした。
 ★★★★  
  16  Amarna Reports Ⅵ 個人的にはこのシリーズ6巻の中で一番好きです。
前半は、土器類について書かれているのですが、素人的にも最後の100ページといわずに60ページだけでも読む価値はあります。
まだ発見・詳しい調査がされていない神殿・祠群について触れられており興味深いものです。
 ★★★★★  
  17  Survey Of The Ancient City Of El-'amarna, Occ Rep No 9 / with Charts マニアックなアマルナ観光をするための三大資料の一つ。
アマルナに関する勉強をしている人は勿論、自称アマルナマニアも必携の一冊と言えるでしょう。
なんと言っても、この本に付いている特大の地図を持っているか持っていないかで知識と興味は雲泥の差です。
ただ眺めるだけでも違います。
ちなみにバイヤーとしての自分の基準は、4万円以内なら買い、7万円以上なら見送り。
 ★★★★★★  
  18  Amarna Reports Ⅱ シリーズ2巻目です。
ストーンビレッジやカラープラスターについての記事が大きな割合を占めていますが、自分の興味は土器に書かれたヒエログリフやヒエラティック文字の記事です。
書かれている内容が知りたくて必至にやりました・・・いまだにモノになっていませんが。
興味がそそられる記事です。
 ★★★  
  19  Akhenaten The Heretic King D.レッドフォード氏の著書です。
C.Aldedと著書と比較されますが、アマルナというサイト自体に興味の重点が移っている自分にとっては、どちらの側に立つこともありませんが比較してみると確かにおもしろいです。
個人的には図表が少ないのでこちらはやや評価が下がります。
カルナックのアテン神殿に関する本を、もっと出版してもらいたいものです。
 ★★★  
  20  Akhenaten King of Egypt  C.Aldedの著書です。
多くの部分で、Redfordと意見が異なり読む方とすれば面白いです。
意見はともかく、本を読む方とすればこちらの方が図表が多く楽しめます。
時代的には古いので、現在の知識と合わないところがありますが、当時の主流派の一人でした。
 ★★★★   
  21  Amarna City of Akhenaten and Nefertiti  Key Pieces From the Petrie Collection Julia samonの著書です。
内容は、主にピートリー博物館の収蔵品に関するものです。
ピートリーは、初期のアマルナ発掘者の一人であるだけに非常に興味深いものが多いです。
特に、共同統治ステラに関する記事は、読む価値はあります。 
 ★★★  
  22 The Sunshade Chapel of Meritaten from the House-of-Waenre of Akhenaten 2017年に出版された本です。
厳密に言えば、アマルナではなくヘリオポリスに存在したメリトアテンに属する祠に関するものです。
実際には、建物自体の遺構など発見されているわけではなく、そこにあったと思われる遺物を中心に非常に狭い範囲の話が中心です。
ですが、非常に面白い。
専門家向けの本なのだろうから、一般の人がいきなりこれを読んでもイマイチわからないのだろうが、アマルナのマル・アテンやコム・エル・ナナを多少なりともやっていれば特に後半分の面白さがわかるはずである。
よく登場はするが実態についての資料の少ないSunshadeについて説明しているのもありがたいです。
実はこの本で中心になっているブロックは「Akhenaten and Tutankhamun: Revolution and Restoration」でも登場するのだが、その時は「アマルナ出土」と書かれ自分もこのブロックがマル・アテンのものだったと思っていた。
少し意地悪な見方をすれば、この本はブロックがアマルナからカイロに運ばれたのではなく、ヘリオポリスからのものらしいことがわかった言い訳のように思えたりする。
中でアマルナからアビドスまでブロックが運ばれたようなことも書かれているのでありえなくもないが、目の前に採石場がある珪岩ブロックを運ぶというのもありえなさそうだし。
 ★★★★++  
  23 On Some Remains of The Disk Worshippers Discoverd at Memphis  偶然入手した一冊です。
C.Nicholson著となっていますが、これが元々一冊であったというより一部を抜粋したようです。
限定85部の22冊目となっていますが、これは怪しいです。
内容はメンフィスにおけるアクエンアテンやアマルナ一族の活動の痕跡・・・遺物に関することが書かれたアマルナ好き限定で喜びそうな内容です。
個人的には星4つですが、一般的には星2つが適当でしょう。
 ★★★★  
  24 The Boundary Stelae of Akhenaten  アマルナの境界碑をテーマにした本です。
この本が出版された後に発見されたステラHと、現在所在地すらわかっておらず確認できなかったステラF以外はすべて取り上げています。
境界碑巡りを行うには必要な本です。
アマルナの境界碑については、 『 The Rock Tombs of El AmarnaⅤ』でも、取り上げていますので、それでカバーすることもできるのですが、より境界碑の知識を深めたい人にはおすすめです。
値段の差が大きい本のひとつですが、自分なら新品でも2万5千円以上では購入しないです。
質の良い本で1万円以下ならお買い得です。
 ★★★★★  
  25 A Bibliography of the Amarna Period and Its Aftermath: The Reigns of Akhenaten, Smenkhkare, Tutankhamun and Ay   この本の評価というのは、その目的によります。
この本自体の資料価値はゼロと言っていいでしょう。
この本は、資料を探すための本です。
実際には、ここに書かれた本など一般の人が入手することなど不可能なものも多数載せられています。
研究者用です。
ここでは、一般にということで、評価をしました。
3000円以上出して購入する必要性はないでしょう。
実際は、ここまで調べて並べるということは、“驚異”の世界なのですが。
 ★★  
  26  Hermopolis 1931 und 1932 Roederのヘルモポリス発掘記録です。
この時期は、中王国時代の神殿付近を発掘していたのですが、報告の半分近くがアマルナブロックに関するものになっています。
 ★★★★  
  27  Hermopolis 1929-1930 Roederのヘルモポリス発掘記録です。
この1929年がここの調査開始年になります。
この後にまったく予想をしていなかったアマルナから運ばれたブロックが大量に見つかることになるのですが、このシーズンは順調にというか予想通りの調査結果だったようでアマルナに関する記述はありません。
 ★★★★  
  28  Tell El-Amarna Vor der Deutschen Ausgrabung im Jahre 1911 ドイツ語が堪能な方であれば、S級の資料でしょう。
自分のようなドイツ語がほぼわからない人間にとっても、アマルナ好きであれば十分に5つ星に値する本です。
特に、現在所在地がわからず、行方不明の状態が続いている境界碑ステラFの詳細な所在地が記されてるのは貴重で、自分の知る限り唯一の資料です。
非常に薄い本ですが、中身は充実しています。
個人的な感想は、たとえドイツ語がわからなくても、アマルナ好きなら持つべき一冊です。
Paul Timme著
 ★★★★★  
  29  The Rock Tombs of El Amarna Ⅲ&Ⅳ アマルナ岩窟墳墓シリーズの3巻目と4巻目のセットになったペーパーバックです。
このシリーズのよいところは、レリーフのイラストや写真が載せられているところです。
レリーフの文字での説明だけなら多くの資料にあるのですが、イラストがあることによって理解できますし、なければ半分も理解できないでしょう。
3巻目は、やはりフヤの1号墓が中心で、ここには、ティイ王妃が多く画かれています。
4巻目は、ペンチュウ(5号墓)、マフ(9号墓)が中心になります。
アマルナに行くツアーは少ないのですが、その時に、だいたい訪れるアハメス(3号墓)は、3巻目に載せられています。
 ★★★★★★  
  30  Tomb of The Nobles (Amarna) タイトルだけで購入する自分の典型的失敗のパターンです。
まったく中身のないこの本の中身程度ならこの3倍の内容を日本語で書く自信があります。
それほど中身がたいしたことがないです。 
1ドルでも購入したくない本ですが、意外に高価で取引されています。
買ってはいけない1冊です。
 ★  
  31  Akhenaten's Egypt Shire Egyptology シリーズの1冊です。
薄いですが、内容が濃い ので、このシリーズはおすすめです。
アマルナ時代について書かれていますが、概要より半歩ほど踏み込んだ内容で難しくもなく簡単すぎることもない程良い内容です。
アマルナ時代に興味を持ち始めた人にはいいでしょう。
 ★★★  
  32  Tell el Amarna ピートリーの本で、前にレビューしました。
今回は廉価本です。
自分が所有しているのは、General Booksという出版社から出ているものです。
この本のダメなところは、まったく図表がないところです。
原書の方は、写真、イラストが多く、雲泥の差です。
さらにA5判と小さく、たとえイラストがあっても小さすぎます。
せっかく購入するなら、こういう本は避けた方がいいでしょう。 
 ★  
  33  The Royal Tomb at El-Amarna Ⅱ アマルナを研究している人だけでなく、アマルナ好きの人も入手すべき一冊です。
当然これとペアのⅠがあります。
Ⅱは、墓の構造やレリーフの説明されています。
アマルナの岩窟墳墓は、年々レリーフの状態が悪くなっていますが、アクエンアテン王墓もかなり状態が悪くなっていて、この本がないと理解できないかもしれません。
多くの本が、この本を参考にしています。
ちなみに、墓のサイズ計測はM・レーナーです。
当然星6つ。
 ★★★★★★  
  34  Ashmunen (1984) BM(大映博物館)のOccasional Paper No.61です。
アシュムネイン=ヘルモポリスの調査報告書で、1980年から1985年までの年刊です。
このシリーズの1982年モノは、非常にレアです。
この1984年は、アマルナ関連の発掘品が多かったらしく、かなりのページを割いています。
アシュムネイン観光というと、ほぼ唯一の目玉だと思われているバブーン像の秘密も、このシリーズを読むを解明できます。
・・・逆です。不思議に見えないものから、より興味深く見ることができます。 
アシュムネインは、もう少し時間をかけて見るべきサイトのひとつです。
 ★★★★  
  35  Ashmunen (1982) レア本のよくあるパターンで、苦労して入手したが、中身は大したことがなかったです。
最近では、この本とHermopolis1929-1939が代表です。
アマルナ時代に関わるものはゼロですので、当然自分の評価は低いです。
 ★★  
  36  Ashmunen (1985) この本も自分には面白くなかったです。
シリーズの中では、入手しやすい本です。 
 ★★  
  37  The Mural Painting of El`Amarna F.G.Newton Memorial Volume EESから出版された画集+説明書のような大判の本です。
アマルナの宮殿や住宅の装飾を岩窟墳墓群の装飾を記録したN.de・G・Davisが記録しています。
これを見ると今の悲惨な状態であるアマルナの岩窟墳墓群もカラーでやるべきだったのではと思うくらい細密描写です。
この本から、多くの本がイラストを資料として拝借しています。
自分にとっては、絶対必要な1冊で星5つになりますが、一般的には3つくらいが妥当なのかもしれません。
あまり状態の良いものは市場に出てきませんので、上限は6万~7万円、3万円くらいが購入基準でしょう。
 ★★★★★  
  38  The Royal Women of Amarna この本は、非常に面白いです。
情報も多く、しかも読みやすいです。
アマルナ時代の女性にターゲットを絞っていて、イラスト、写真も豊富です。 
自分は、アマルナ王墓で発見されたティイの石棺の破片に関する知識と、トトメスの工房に関する情報の多くをここで得ることができました。
この本は、価格帯が非常に広いので、じっくり探すと安価で購入できるでしょう。
購入価格5000円以内なら成功の部類でしょう。
 ★★★★★  
  39  Die Häuser in Tell el-Amarna ボルヒャルト(+リッケ)のアマルナでの発掘記録の集大成のような本です。
残念ながらドイツ語ですので、自分と同じようにドイツ語が苦手な方は、スラスラと説明を読むというのは難しいのですが、努力するだけの価値ながある詳しい説明がついています。
このボルヒャルトの本は、それまでの調査に比べて非常に丁寧な調査を行っており、住居群については、現在の基礎資料としても有効です。
さすがに現在調査を行っているケンプの調査と比べてしまうと厳しいですが・・・。 
非常に詳細なマップ付です。
当然、この時期の発掘で優位なネフェルティティの胸像が発見されたのですが、それについては、全く触れていないのは、意図的な隠ぺいなのですが、非常に興味深い部分です。
自分は、この本を6万円で購入していますが、4万円前後でも良品が購入できます。
自分にとっては、当然6つ星ですが、普通に考えても最低4つは固いでしょう。
 ★★★★★★  
  40  Der Fussboden Aus Dem Palaste Des Königs Amenophis Ⅳ Zu El Hawata カイロ博物館所蔵のアマルナの王宮などの壁画、床絵に関するドイツ語の本です。
すでに、『The Mural Painting of El`Amarna』 を所有していれば必要性は低くなります。
ただし、イラストが、A4判の独立した用紙になっているので、コピーするには便利です。
これを購入する必要のある人は少ないでしょうし、アマルナの壁画に興味のある方は、『The Mural Painting of El`Amarna』を購入することをおすすめします。
 ★★★  
  41  Ancient Egyptian Gardens 表紙の絵を見て購入を決めました。
アマルナのとは書かれていませんが、アマルナ関連に分類しました。
似たような本はありますが、同じような問題があるので指摘します。
装飾に関するもので、イラストがモノクロというのは問題です。
モノクロ写真に色を付けろとは言いませんが、本物に色がありながら、解説書がカラー ではなく、ただ色名を記して済むと思うのは、どうかと思います。
とりあえず、この本は、レイアウトや題材などについても載せられてありますので、不要とは言いません。
最終章は、ジョークでしょうか?
  ★★★  
  42  Akhenaten & Tutankhamun Revolution & Restoration アクエンアテンとツタンカーメンというタイトルですが、主はアクエンアテンです。
Silvermanは、アマルナ関連の著書や論文を書いています。
初めてのアマルナ関連本として購入するよりも、ある程度知識を得てから読んだ方が面白さが増します。
多くのカラー写真が使用されていますが、使用されているペンシルバニア大の美術館の所蔵品は、珍しいものばかりです。
この写真だけでも購入する価値はあります。
トトメスの工房とマルアテンについての知識が得られます。
 ★★★★  
  43  Amarna. Lebensraüme - Lebensbilder - Weltbilder 2010年から2011年にドイツで行われたエジプト展の図録です。
当然ながらドイツ語です。
ドイツでの評判がどうだったかは知りませんが、この本の内容通りなら、かなりマニアックな催しのようです。
主に住居がテーマで、そこに宮殿や神殿(+墓)が加わるという内容なのですが、 模型があり、イメージしやすいです。
アテン大神殿も、岩窟墳墓のレリーフを参考にしているようで、ケンプの再現モデルとは旗竿が付く塔門が違っています。
ただし、トゥトゥの墓(アマルナ8号墓)のレリーフに描かれている神殿をアテン小神殿としています。
これは、大きなミス。
この部分は、比較的多くの資料でどの内容になっていますが、自分はアテン大神殿至聖所付近だと思い、ケンプに質問をしました。
自分は、ステラ、屠殺場、建物の構造を根拠に違うのではないかと質問したのですが、ケンプは、もっと明快に、神殿の名が図像の上に刻まれていると回答してくれました。
しかし、イラストも多く知識が増え楽しめる本です。
この本は、どういうわけか何種類かあります。
ドイツ語が堪能でない方でも、3000円以内なら購入して損はないでしょう。
 ★★★★  
  44  The Royal Tomb at El-Amarna Ⅰ The Rock Tombs of El Amarna Part Ⅶと書かれている本です。
アマルナのアクエンアテン王墓について書かれた本なのですが、レリーフや構造などの前に、遺物についての本が出版された経緯はわかりません。
観光ガイドというだけではなく、この王墓についての知識を深めるという目的であっても、The Royal Tomb at El-Amarna Ⅱに比べて内容が地味かもしれません。
しかし、(少なくても知識を得るという目的なら)この本の価値が、The Royal Tomb at El-Amarna Ⅱに比べて劣るとは思いません。
ここで発見された石棺の破片は、従来唱えられた(定説になっている)埋葬者名とは、明らかに全く違う方向を示しています。
主被葬者であるアクエンアテンを除けば、確実と言われたメケトアテンの埋葬に関する遺物が全く見つからず、ネフェルティティについても、シャブティ1体という状況は、非常に興味深い事実です。
この本を読むことによって、それが確認できます。
ガイドブックとして考えても、アクエンアテン王墓周辺にある3つの墓のレイアウトが記された貴重な資料です。
この本についていえば、出物が非常に少なく、5万円以内であれば即購入の判断は間違いないでしょう。
退院後、The Royal Tomb at El-Amarna Ⅰ&Ⅱ 1セットを、ナイルストーリーの小柳さんに進呈したので、手元に残るのは2セットになりました。
 ★★★★★★  
  45  Amarna Reports Ⅴ Amarna Reportsシリーズの5巻目です。
シリーズを通して、住居に関する考察が多いのですが、この本ではアマルナ中心部の住居群がページのほとんどを占めています。
その中で、大きな住居には必ず作られていた井戸の調査報告は、非常に面白いです。
比較的ナイル河に近かったこの付近でも井戸(本来の地下水をくみ上げるという井戸だけではないのですが。)が必要としていたというのは興味深いです。
リングに関する記事は、アマルナ“時代”に興味がある人にも楽しめるものと云えるでしょう。
アテン小神殿に関する記事も面白いです。
アマルナ中心部で、唯一の`見栄えのするもの'であるアテン小神殿の柱は、ケンプのチームが復元したものです。
 ★★★★★  
  46  Quseir el-Amarna: The Tombs of Pepy-ankh and Khewen-wekh Amarnaというタイトルですが、実は、この本は、アマルナには関係ありません。
本来ならば、このページに入れるものではないのですが、この本をアマルナ関連本と間違えている人のために、加えてみました。
中身は、古王国時代の貴族の墓についてです。
それとわかっていて購入する分には、それなりに面白い本なのですが、アマルナ関連本と思って購入した場合、ダメージが大きく、評価は高くなりません。 
 ★★  
  47  Die Deutsche Hermopolis-Expedition 1939 in Forschungen und Fortchritte Roederのヘルモポリス発掘調査の報告書シリーズ1939年シーズンの抜粋です。
考古学(エジプト学ではなく。)のジャーナルに、Roederが寄稿しているもののようです。
短いもので、物足りないのですが、現在有名になったアマルナ・ブロックのいくつかはこのシーズンに見つかったようです。
どの建築物のものかはわからないヘルモポリスのアマルナブロックですが、同じ年に見つかったということは、同じ場所で発見されていると思われ、そうすると同じ建築物と思ってもいいのではと思ってしまいます。 
 ★★★★  
  48  The Main Chapel Amarna Workmen's Village and its Wall Paintings この本については、まともな金額で購入したことがないので、とりあえず、評価は普通に購入した場合ということで。
所有している2冊のうち1冊はプレゼントされたもので、もう1冊は、アマゾンが時々やる失敗に乗りただ同然で購入しました。 
内容ですが、労働者の村の外側に点在する礼拝堂の装飾について記述されています。
自分は、壁の装飾についての本で何度も指摘しているのですが、装飾の中では重要な要素である“色”を無視するようなモノクロの写真やイラストは減点の対象にしています。
たとえば、元々の写真が古くモノクロということであれば仕方のないことですが。
説明は細かく出来ているのですが、やはり自分の評価は高くないです。
 ★★★  
  50  OBO182 Amarna Studies 多くの資料から、アマルナ関連の面白そうな記事を抜き出したような本です。
全然必要性がないとは言いませんが、無理に高額で購入することもないです。
5000円が上限というところでしょうか。 
 ★★  
  51  Gefäßverschlüsse aus Tell el-Amarna 1911年から1914年までの発掘についての薄い本で、2003年に出版された本です。
興味深いのは、粘土に押された名前に関するわかりやすい表で、これはじっくりやってもいいかもしれません。
その他は、主にボルヒャルトの調査に関するものなので 特に目新しいものはないです。
 ★★★  
  52  Tell El Amarna  アマルナの初期の発掘者J.Pendleburyの本です。
彼のアマルナ発掘の記録は、EESから出版されています。
この本は、その時の調査を簡単にまとめたもので、購入するならEESの本の方がいいでしょう。
初期の著名なエジプト学者が第二次世界大戦の期間中に亡くなっていますが、彼は文字通りギリシアで戦死します。 
 ★★★  
  53  The City of Akhenaten Part Ⅲ EESの本で、自分が持っているのは1979年の再版本です。
PartⅠ・Ⅱ・Ⅲ、Ⅲについては2冊組です。
EESの初期の発掘記録で、アマルナに興味を持った人なら持つべきシリーズです。
ここで取り上げるⅢは、説明はVol1,図表はVol2に分かれています。
ひとつづつ説明をしているといつまでも終わらない状態になりますので、図表の方だけ書きます。
アマルナというサイトではなく、アマルナ時代に興味がある人でも、この本を“見”始めたら抜け出せなくなります。
読みながら妄想の世界に入ること請け合いです。 
Partごと2万円から3万円くらいでしょうか。
自分が知っているかぎり、PartⅡは、出物が少なくレアですが、内容はⅢが面白いです。
10万円前後と少し割高でも4巻セットで買う方がいいと思います。
各サイトで「必ず持つべき1冊」というようなものがありますが、アマルナではこのシリーズがそれに入ります。
 ★★★★★★  
  54   The City of Akhenaten PartⅡ 参考文献欄で、よくCOAと略されているシリーズです。
内容から言えば、一番地味ですがそれでもかなり面白いです。 
現在でも北の墳墓群観光に行く際に、通り過ぎてしまう『Desert Altars』の平面図と説明が載せられています。
ケンプが調査するまで唯一と言っていい解説書でした。
 ★★★★★★  
  55   The City of Akhenaten Part Ⅰ COAの1巻目です。
現在は影も形もないマルアテンに関する各種資料の元ネタはほぼこの本から得ていると思って間違いないでしょう。
最近注目され、ケンプも少し前に調査した労働者の村を調査しています。
ただし、この時には東の村(Eastern Village)と呼ばれていました。 
 ★★★★★★  
   56  Archaeobotanical Investigations of Agriculture at Late Antique Kom El-Nana (Tell El-Amarna) アマルナにおけるコム・エル・ナナの地位が、まだ低かったころの本です。
目の付け所はいいのかもしれませんが、専門家ではない自分にとってはまったく面白くない本でした。
コム・エル・ナナ (Kom El-Nanaの方が個人的は好きです。)については、アマルナ時代の建築物としての本を早く出版してもらいたいと思います。
 ★★  
  57  The Ancient Textili Industry at Amarna タイトル通りの内容です。
研究者にとっては、重要なテーマのひとつである手工業製品や道具ですが、残念ながら自分には興味のない分野です。
とりあえず購入したという程度で、きれいなまま本棚に飾られています。 
 ★★  
  58  The Secret of The Gold Coffin 王家の谷KV55で発見された棺についての本なのですが、アマルナ関連本としました。
アンクスエスパァアテンタァシェリト の母をキヤとしているなど賛成しかねる部分もあるのですが、面白い本です。
・・・この王女には名前とともに“王の娘から生まれし~”というタイトルがあるレリーフが、ヒルデスハイム博物館所蔵のブロックに残っています。
王の娘というタイトルがないキヤが、アンクスエスパァアテンタァシェリトの母ではありえないというのが自分の見解です。
全体的に、スメンクカラーとキヤがメインです。
消されたファラオが面白かったという人にはいいのでないでしょうか。
G・Perepelkinの著書ですが、古本市場に出回ることも少ないです。
 ★★★★  
   59  Akhenaten's Workers: The Amarna Stone Village Survey, 2005-9.
Volume II: The Faunal and Botanical Remains, and Objects.
2巻セットの2巻目です。
EESのEMシリーズは、エジプト旅行の資料でなく、発掘調査の報告書です。
特に、このStone Villageは、普通の旅行者が見学するような場所ではありませんので、まったく馴染みのない場所です。
自分には難し過ぎます。
よって、星は少ないです。
しかし、この本を読み切れる頃には、本がなくなっている・・・・。 
 ★★  
  60  AMARNA LETTERS.  Essays on Ancient Egypt, c. 1390 - 1310 BC. 1 KMTから出版されている本で、4冊シリーズ。
KMTのジャーナルは、アマルナ関連の記事が多いのですが、これは集大成のようなものでしょうか。
自分は、タイトルから、アマルナ文書に関するものだと思い、購入を避けてきましたが、KMTのジャーナルに載るコマーシャルを見る度にもしやと思っていました。
アマルナ王墓について書かれた項目もありますが、中心がアマルナ時代直前の話です。
 ★★★★  
  61  AMARNA LETTERS . Essays on Ancient Egypt, c. 1390 - 1310 BC. 2 KMTの『AMARNA LETTERS. 』 の2巻目です。
最初に、おためしで購入するなら、この巻がいいでしょう。
中心が、アマルナに遷都した後の話になっています。
非常に面白いです。
 ★★★★★  
  62  King Sun J・collier の本です。
最近入手したアマルナ関連本の中では最低でした。
 ★  
  63  AMARNA LETTERS . Essays on Ancient Egypt, c. 1390 - 1310 BC.3 4冊シリーズのうちの3冊目です。 
これは、偶然入手できました。
内容は、テーベ時代のアクエンアテンの活動、アクエンアテン末期以降について書かれたもので後者については、アマルナ好きにはたまらない内容になっています。
 ★★★★  
  64 Ancient Egypt An Exhibition of El Amarna Sculptures and End Reliefs of The M.A.Mansoor Collection  1975年の図録です。
前半の資料として付いているイラストはいいものです。
肝心の展示品ですが、これが実に胡散臭いものが並んでいます。
当時も、怪しいと思った人が多かったらしく新聞の切り抜きでニュースになっていたことがわかります。
本当に、どこかで見たような??というものが堂々と陳列されていたようです。 
 ★★  
  65  Die Privatgraber Von Amarna
- Zum Wandel DES Grabgedankens in Zeiten Eines Religiosen Umbruchs
(British Archaeological Reports)
 2013年に出版された本です。
Marion Hesseという著者については、自分は知りません。
ほぼ全部ドイツ語ですが、内容はアマルナの岩窟墳墓群(王墓を除く)について詳しく書かれています。(たぶん)
ただし、対象が装飾自体ではないので、レリーフについての説明はないです。
1号墓~25号墓の主要墓だけでなく、枝番(a.b.c・・・)が付いた墓についても説明があります。
ただし、墓番号が、自分が親しんでいたN.De.DaViesのものとは違っています。
評価は、ドイツ語という自分が読みにくいという点を引いても5つ星を付けるのですが、どうも、自分のアマルナのページに自分で点数をつけている妙な感じです。
専門家とアマチュアという違いはあるものの狙ったポイントが、自分のページと似ています。
パクリだと言っているわけでなく、自分がやっていたものが、専門家と同じ方向に進んでいたと確認できたようでうれしく思います。
 ★★★★★  
  66  The Tell El Amarna Period C・Niebuhrの本で、最近廉価本でもかなり出版されています。
廉価本ではなく初版本を購入した個人的な感想は、高額で購入する必要がない。です。
図表もなくあまり面白くない本で、どうしても読みたい方は廉価本をおすすめします。
いつ購入したかもわからない時点で自分の評価がわかります。
 ★★  
  67 Amarna Tombs:Tombs of the Nobels,Royal tomb of Akhenaten,Royal Wadi and tomb,
Tomb of Maryra,Tomb of Meryra Ⅱ,Southern Tombs Cemetery 
長いタイトルの割には、薄い内容です。
これを購入する必要性はないです。 
 ★★  
  68  Brilliant Things for Akhenaten:
The Production of Glass, Vitreous Materials and Pottery at Amarna Site O45.1
これは、レア本です。
中身は、O45地区の住居の発掘報告書で、取り立ててすごい内容が記されているわけではないのですが、とにかく入手するのは大変です。
自分も中身を見ていないのですが、CDが付録でついていますので、もしかしたら、このCDが入手難度を上げているのかもしれません。 
CDの中身は本をほぼそっくりデータにされています。
 ★★★  
  69  Amarna Letters 4 KMTから出版されているシリーズの一番新しいもので、たぶん最終号です。
この号は、アイとホルエムヘブについての記述か半分以上を占めています。
個人的には、アマルナの北の墳墓群TA4(メリラー)のレリーフの記事が面白かったです。
自分は、趣味として興味を持っているオーロラや虹の仲間であるアーク(太陽からの贈り物という本を参考にどうぞ。)をモチーフにしているというのは、この本で初めて知りました。
自分の病的に好きなアマルナと本当に低レベルの趣味である太陽からの贈り物が結びつくというのは大変灌漑深いです。
これで、このシリーズは揃いましたが、シリーズとしても非常に面白く、プロレベルに達していない自分のような人でも、アマルナを楽しむことができる手引きになります。
 ★★★★  
  70  Amarna Sunrise: Egypt from Golden Age to Age of Heresy AUCの本です。
著者のA・Dodsonは多くの著書があるほか、TVに出演することが多いです。
内容は、最初からアマルナというわけではなく、第18王朝の始めから本はスタートします。
1/3くらいからアマルナ時代に関する内容になりますが、取り立てて新しい情報が入っているわけではありません。
また、写真は白黒写真でカラー写真はないです。
個人的にはキヤの立場は低下したと思っていたのdふぇすが、この本を読むとそう考えない専門家も多いのかもしれません。 
アマルナ時代に興味のある人は楽しめることでしょう。
 ★★★★  
  71  The Name of the Dead: Tutankhamun Translated 厳密にはアマルナものではないのですが、自分の区分ではということで。
これはカイロの古書店で入手しました。
購入ではなく入手・・・タダでした。
この本ほかに数冊まとめて購入するはずが全部。
タダだからというわけではないのですが、これは自分にとっては アタリ。
全部というわけではありませんが、ツタンカーメンの遺物の碑文を(ヒエログリフ、読み付きで)英訳がされています。
これは非常に重要です。
英訳はあってもヒエログリフがないもの、その逆だったりと、ヒエログリフが得意でない者にはありがたくない本のなんと多いことか。
そういう意味で、この本はヒエログリフ初心者=自分に優しいいい本です。
ツタンカーメン好き、ヒエログリフの勉強を始める人、両方の人におすすめです。
購入する場合でも、3000円前後で古書が入手できるのはありがたいです。
 ★★★★  
   72  Language of Amarna - Language of Diplomacy: Perspectives on the Amarna Letters 表紙購入した典型なのですが、中身はタイトルどおり、アマルナ文書を勉強するための資料です。
イラスト、写真はほぼないと思ってまちがいないです。
アマルナ文書を勉強する人にはいいかもしれませんが、現在の自分にはあまり役に立たない本です。
先行投資ということで納得することにしました。 
 ★★  
  73  Heromopolis 1938/1939 これをアマルナに入れるのもやや微妙感は漂いますが大目に見てください。
Günther Roederがここを掘り始めた頃アマルナの遺物が大量に出るとは思わなかったことでしょう。
この本は丁度10年目のシーズンです。
写真もアマルナ関連のものがかなり載っています。
戦後彼はここで見つかったアマルナブロックについての本を出版し自分は長年探し回っているのですが未だ見つからず。
代案として発掘報告書を集めることにしました。
2015年現在4冊。
ただ、アマルナブロックが目的だったのですが、資料を集めたおかげでこのサイトについてかなり詳しくなりお気に入りの場所にもなりました。
ドイツ語です。
 ★★★★  
  74  AMARNA LETTERS 5 KMTからこれまで4冊出版されたアマルナレターシリーズの5冊目です。
内容は、タイトルから想像するアマルナ文書ではなくアマルナ時代全般についてを守備範囲になっています。
KMTのジャーナルと過去のアマルナレターシリーズを再編した総集編と言った内容と言ってもいいかもしれません。
印刷は少々悪いのですが、過去4冊が不鮮明なモノクロ写真だけだったのですが、今回はカラー写真を多用しています。 
KMTのジャーナル、このシリーズも含めて、専門家向けというよりも少しマニアなアマチュア向けになっています。
 ★★★★  
  75  Hermopolis. Bd. 2. Amarna-Reliefs aus Hermopolis 2015年最高の収穫です。
自分はこの本を10年以上にわたって探し回っていましたが、2015年10月に講演会後にこの本について質問をしたことがきっかけで河合望さんに入手方法を教えてもらいました。
Günther Roederが1929年から発掘していたヘルモポリスで発見したアマルナから運ばれたレリーフ付きブロックについて著したものです。
このリスト9と対になるものでこの本を入手したことにより自分のターゲットとしていたアマルナ関連の資料は一通り揃ったことになります。
1969年出版のため写真がカラーではありませんが入手した意義の方がはるかに勝ります。
この本に載せられたブロックの多くは第二次世界大戦の混乱中に持ち出され世界各地の博物館に収まられました。
しかし、初めて見るものもかなりあったほか、有名な王子時代のツタンカーメン(この時はツタンカーテン)の名前が残るブロックの写真もあります。
レリーフについてはいずれアマルナのページが詳しくやるつもりですが、この本は非常にレアです。
もしこの本を入手するチャンスがあれば10万円以下なら即買いの価値のある本です。
そして、もう一度河合望さんに感謝します。ありがとうございました。
 ★★★★★★  
  76  Amarna Princesses 2016年に購入しました。
2016年に出版されたものだったので最新の情報が載せられているのものと期待したのですが・・・。
確かに最新に近い情報なのかもしれませんが特に新しい発見があるわけではないので自分が知っている範囲のものでした。
アクエンアテンの娘たちについて調べ始めの人にはまとまっていていいかもしれません。
図表や写真は少ないです。
The Complete Royal Families of Ancient Egyptがあれば十分代用できます。 
 ★  
  77  Nefertiti's Sun Temple: A New Cult Complex at Tell El-amarna 紆余曲折のうえ、入手できました。
日本のアマゾンにかなり早い段階で予約をいれていたのですが、販売前日に予約取り消しを食らいました。
しかも、直後に高額の中古本を売り出す・・・なんですかね。
今回は購入見送りをするつもりだったのですが、USアマゾンを覗いてみたらとんでもない金額(運賃込みでも半値!)で売り出していました。
USアマゾンのアカウントもあるのですぐ注文を入れたら5日で届く 快挙。実は日本から発送していたりして。
内容ですが、2冊組(Vol.1は説明、Vol.2資料)で、図表は一部カラーです。
写真が粗く、ほぼモノクロというのはマイナス要因ですが、値段が値段ですから合格としましょう。
タイトルどおりですが、Kom El Nanaについての本です。
アマルナでもあまり注目されることが少ないところですが、実はホットスポットですし、近い将来にKom El Nanaからもう少し色気のある名前に改名されることを希望します。
少しアマルナを齧った人はおそらくローマ時代の遺構というイメージがあるかもしれませんが、それは過去の話です。
ここの本来の持ち主はネフェルティティです。
ここはもう少し注目されるべき場所です。
肝心の内容非常によいですし、新しい情報(ここがネフェルティティに属するという以外に)がかなり含まれていました。
来年に発売されるメリトアテンの属する建造物(おそらくはマル・アテン)に関する本がこの本と対になるものと期待してしまいます。
当然☆6つ
 ★★★★★★  
  78  Inscribed Material from the Pennsylvania-Yale Excavations at Abydos (Publications of the Pennsylvania-Yale Expedition to Egypt)  久々に紀伊国屋書店で購入しました。
「The Sunshade Chapel of Meritaten from the House-of-Waenre of Akhenaten 」でこの本にアビドスで見つかったアマルナ時代のブロックについて書かれていると紹介していたので購入しました。
自分にとっては主テーマですが、著者にとっては発見された多くの遺物のひとつでしかないようでした。
内容としては、アビドス・ラムセス2世のポータル神殿周辺を調査したときに発見された碑文付きブロックについて書かれています。
自分の本来の目的だったアマルナに関して言えば、「The Sunshade Chapel of Meritaten from the House-of-Waenre of Akhenaten 」を読むだけで十分でした。
 ★★★  
           
           
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それでも本はやってくる!!アマルナ関連本

評価基準は、購入金額と内容から購入が成功かどうかというもので、星3つは合格、2つはハズレor購入の必要なし、4つはアタリと考えてください。
遺跡マニアに自分の判断ですので、あてにはなりませんが、特に洋書を通販で買う場合、タイトルだけでは難しいと思いますので、多少なりとも判断材料になれば幸いです。
アマルナ関連としてますが、本来別サイトであるハトヌブ、ヘルモポリス、アマルナ関連の図録も含まれています。

それでも本はやってくる!!