それでも本はやってくる!!    それでも本はやってくる!!和書                      

日本語雑誌・ガイドブック

    タイトル  レビュー 評価   備考
1 エジプト 100%ガイド 日地出版というところから出されたガイドブックです。
96年出版のもので、ガイドブックとして役立つのは無理でしょうが、どういうものか2013年に購入してみました。
意外というのは失礼だが、結構よかったです。
地球の歩き方のコンパクトにした感じで、まだ移動制限のない時期らしく中部エジプトについてもページを割いています。
★★★  
2 世界の博物館17  エジプト博物館 講談社の大判の本です。
カイロ博物館だけでなくルクソール博物館も載せられています。
よくある博物館の本ですが、結構気に入りました。
当時の価格は3100円だったようですが、1/10以下で購入しました。
いい本です。
★★★  
3 ツタンカーメンとピラミッドの謎 似たようなタイトルがありそうなので、宝島社と出版社名を書いておきます。
表紙に仰々しく書かれたほどのことはないよくある本です。
四角を三角というようほどのことは、あまり書かれていないので最低とは言いませんが。
★★  
4 週刊世界遺産 3 メンフィスのピラミッド地帯 自分は、エジプトに居座る前は、マチュピチュやアンコールワットなどの世界の遺跡巡りをしていました。
その際、このシリーズをガイドブック代わりに利用していました。
そのシリーズのエジプト版です。
『ピラミッド建設は、農閑期に行われる公共事業だった!』など寝ぼけた説明もありますが、ポイントは押さえてありますので、特にパッケージツアーを利用してエジプト旅行に行く方におすすめです。
ピラミッドだけでなく、ルクソールからアブシンベルまで網羅しています。
★★★★  
5 週刊地球旅行 44 ルクソールからアブシンベル神殿へ 『週刊世界遺産 3 メンフィスのピラミッド地帯』と同じ目的で利用でします。
この本は、ルクソール以南についての書かれています。
カラー写真も多く、非常に薄く5冊持って行っても大した重量にもならず、旅のお供には最高です。
★★★★  
 6 週刊地球旅行 13 人類の謎 ピラミッドとスフィンクス 前出の2冊と同じように旅のお供として利用できます。
こちらはギザやサッカラなどのピラミッドが中心です。
ある程度ピラミッドそのものに興味が出てきた人には、物足りない内容かもしれませんが、上空からの写真などは資料としても利用できます。
『旅のお供〜』に推薦したのは、レストランやホテル、食事などについても載せられていあるからです。
★★★★  
7 週刊 一度は行きたい 世界の博物館 33 カイロ・エジプト博物館  何度か、同じ美術館シリーズがありました。
tこちらは、カイロ博物館のガイドブックとして利用できます。
残念なことは、トイレの位置が、マップにないこと。
実は、この博物館は、トイレを探すのが一苦労です。
特に、大部分の最初で最後のエジプトという人にとっては、自分がいったいどこにいるかもわからないという状態でトイレを探すのが大変です。
自由行動が多いツアーを選択した人は、トイレ探しで自由時間を全て使用したなどという笑えぬ事態にならないよう、絶対にこの博物館のマップ付ガイドブックを持って行きましょう。
★★★★  
8 地球の歩き方 エジプト 2014/2015 毎回入手していますし、最近、関わりを持ったのでとりあえずレビューを。
この本で、エジプトの遺跡の知識を深めようなどという考えを持っている人はいないでしょう。
とりあえず、行きたい場所にどうやって行くか、その周辺に他に見どころがあるのか確認するために利用できます。
それにしても、この日本からエジプトにほとんど行っていない時期に新しい版を出したのは、いかなる意図があるのやら・・・敬意を表しますが。
中部エジプトの特集と書いてあります。
・・・注目したのはよかったのですが自分に書かせてくれれば、もう少しなんとかなったのにと少し残念。 
 ★★★  
9 週刊 EGYPT 1  コンプリートした人は非常に少ないと言われている週刊EGYPT。
自分も何度もやめたくなりましたが、おまけに負けて100冊揃えました。
半分は封を切っていませんのでレビューするときにはじめて見ることになります。
こういう本を揃えるのは自分のようなエジプトマニアだと思うのですが内容は初心者向けの内容です。
毎回オマケがついており、これはコレクションとしてよいです。
この号は、イントロというような内容で眺めて終わりで、本だけなら購入する意味は殆どありません。
 ★★  
10 週刊 EGYPT 2 この号もイントロのようなものです。
非常に簡素なコメントで自分の評価を想像できるのではないかと。
 ★★  
11 週刊 EGYPT 3 まだまだ続くイントロ。
おまけがないと売れません。 
 ★★  
12 週刊 EGYPT 4 今号もイントロ。   ★★  
13 週刊 EGYPT 5 ヒエラコンポリスとナカダ号です。
と言ってもこの記事は26ページのうち8ページですが。
ただ、写真がカラーですし、あまり興味のない場所で資料も持っていないので、とりあえずありがたく読ませていただきました。
 
 ★★★  
14 週刊 EGYPT 6 この号の特集は、伝説のファラオとなっています。
まず、この号の10ページにに載る写真が問題です。
クフのピラミッド、大回廊の写真なのですが、上下逆です。
このピラミッドに執着している吉村氏が監修をしている(ことになっているが。)という割には凡ミスです。
この号の特集は、第2王朝までのファラオについて記述されているのですが 、ここも自分の守備範囲外なので勉強させていただきました。
 ★★★  
15 週刊 EGYPT 7 この号の特集は、農耕の始まりです。
古代エジプトの中でも、単純に遺跡そのものに興味がある自分にとっては、宗教とともに生活スタイルや経済活動というものは、重要性は認識していますが、興味がなく近づいていない部分です。
この中で、ノモス(県または州のようなもの)を示した地図があるのですが、ここまでやるなら名前まで載せてもらえるともう少し利用価値がありました。
これに限らず、この週刊エジプトは、スタンスが中途半端だったと言わざるを得ません。
前にも書きましたが、こういうシリーズをコンプリートする人たちは、それ相応の知識なりがあると思うのですが、書かれている内容は、エジプトには始めて接する人向けです。 
 ★★★  
16 週刊 EGYPT 8 この号の特集は、先王朝時代の美術です。
カイロの博物館に行っても、ほとんど時間を費やすことがない位b津遺物です。
以前、パッケージツアーでここを訪れた時に、自分が先王朝時代をまったくやっていないのを知って、延々を自慢げに説明してくれたガイドさんがいました。
この本は、あのコーナーの遺物を見る資料にはなります。 
 ★★★  
17 週刊 EGYPT 9 この号の特集は、王都メンフィスです。
現在、パッケージツアーで訪れても、それほど面白くない場所です。
ラムセスの巨像があるくらいですから・・・。
しかし、メンフィスは現状からは想像できないくらい重要な場所でした。
しかし、この特集はパッケージツアーの観光と同じ程度の非常にレベルが低い内容です。
軽く流して読む程度。
 ★★  
18 週刊 EGYPT 10 この号の特集はナルメル王。
この特集は、一人の王に絞っているので、読んでいて面白いです。
どうでもいいことですが、超古代文明論者やオカルト好きは、古代エジプトの遺物をオーパーツに見立てますが、この王の有名な遺物『ナルメルのパレット』が登場しないのか自分は以前から不思議に思っていました。
彼らの目には十分に奇異に見えるものが、この遺物の表側に画かれているのですが・・・知識の貧困がせっかくの材料を台無しにしているということでしょうか。 
興味のある方は、ナルメルのパレット表中央をどうぞ(笑)
 ★★★+  
19 週刊 EGYPT 11 この号の特集は、象形文字と暦。
第1王朝についても書かれています。
ほとんど知らないので、そのまま読みました。
すでに、この時期にはヒエログリフが完成されていました。
以前から気になっていたのですが、誰がどの基準で文字おと読みを決めたのでしょうか。 
一番最後にヘリオポリスのオベリスクのいい写真がありました。
 ★★★  
20 週刊 EGYPT 12 この号の特集は初期王朝時代の美術となっています。
相変わらず、自分の知らない部分ですが、第2王朝時代の説明の中で、カセケイム王がエル・カブ近郊で下エジプト勢力を破ったとあります。
2014年6月エル・カブを 訪れる予定になっていますが、資料の中にエル・カブにこの王に属する遺跡があると書かれています。
これは、少しいい情報です。
今回の写真は、時代のせいもありますが、珍しいものが多く◎です。
 ★★★+  
 21 週刊 EGYPT 13 サッカラと階段ピラミッドです。
ここで、吉村氏は、階段ピラミッドは、マスタバから発展したものではなく、最初から階段ピラミッドを目指したものと述べています。
マスタバからの発展という部分ついて、自分も同じ意見です。
マスタバというのは、この後にできるものを含めて長方形ですが、階段ピラミッドの最初の段階は正方形です。
正方形だからというのは、マスタバ全てを調べているわけでもなく、マスタベの構造もよく知らないので、正しいかどうかはわかりません。
ただし、シュメールのジックラットがアイディアの元という点は、感情的にどうも・・・。
更に、階段ピラミッドは階段ピラミッドの最終形態で、真正ピラミッドへ進むピラミッドの最初の形態とは違うというところまで書かれてしますと、さすがに一言加えたくなります。
メイドゥムのピラミッドが、階段ピラミッドから真正ピラミッドに造り直されたことからも、ピラミッドの進化の過程と見た方が妥当ではないかと思います。
 ★★★  
22 週刊 EGYPT 14  ジェセル王が特集になっています。
ここでも、ジックラット起源説を説いていますが、自分は主に感情の部分でこの意見に賛成しません。
アスワンの碑文についても少々書かれていますが、これが正しいのか・・・少なくても主流となっている意見がどういうものかは知らないので、気が向いたときにでも調べてみる気になりました。 
 ★★★  
23 週刊 EGYPT 15  特集はイムヘテプです。
巻頭で出てくるセケムケトの未完成ピラミッドは、和訳されたゴネイムの『埋もれたピラミッド』を読んで興味を持ち、3年前に1度行ったことがあります。
この本で使用されているエレファンティネ島の写真は、主要部分を写した空撮で、説明をするのに非常にいいものです。
肝心のイムホテプですが、あまり記述がありません。
普通なら、文句を並べるところですが、実際のところ、のちに神格化され非常に有名な人物にも関わらず、詳細については知られておらず、この本が出来が悪いということにはなりません。
出てきた少ない証拠から推測するだけですから・・・当然墓も見つかっていませんので、彼の墓をどのような状態でも発見できたら大きなニュースになることでしょう。
 ★★★+  
24 週刊 EGYPT 16  特集は、古王国時代の美術となっています。
ここでは、早稲田大チームが発見したクフの名前が入ったスフィンクス像の写真が使われています。
このシリーズ全体に言えることですが、写真の質があまりよくありません。
紙が悪いのかもしれませんが。 
 ★★  
25 週刊 EGYPT 17  屈折ピラミッドと赤ピラミッドが特集です。
出てくるとは思っていましたが、ここで『ピラミッド時代の王は、固有のピラミッドの傾斜角度を持っている。』 説が登場します。
ピラミッドの傾斜角度が、同じピラミッドは“あまり”存在しないのは確かです。
ただし、屈折ピラミッドの下部がフニ王、上部がスネフル王とした場合、拡張される前の最初の段階のピラミッドは、また別の王ということになります。
この本では、断定していますが、屈折ピラミッドとフニを結びつける物的証拠というものはありません。
軽い読み物として、オカルト本や超古代文明本と同レベルで扱われるなら構わないでしょうが、入った者勝ちというのは、エジプト学の入口としてはまずいでしょう。
スネフルのピラミッドの建造順についても、屈折ピラミッドの完成→メイドゥムのピラミッド完成→赤ピラミッドと説明されていますが、ここは怪しい。
発見されている労働者の落書きに記された年を無視しています。
 ★★  
26 週刊 EGYPT 18  スネフル王の記事が特集です。
前巻から続き、傾斜角度によるピラミッド建造者特定法を力説しています。
この週刊エジプトだけを読んでいたら、納得していますでしょうが、物的証拠もなしに自説を断定的に書くのは、洗脳に近いです。
 ★★  
27 週刊 EGYPT 19 学校と教育が特集。
本自体は、面白くなかったのですが、ルクソールのラモーゼの墓(TT55)の写真はよかったです。
装飾のない礼拝堂部分です。 
 ★★+  
28 週刊 EGYPT 20 ヘテプヘレス王妃の財宝が特集。
ヘテプヘレスは、スネフルの王妃で、クフの母です。
エジプト行き始めの頃、レーナーの本を読んで、ギザにあるこの王妃の墓に興味を持って散々やった思い出があります。
アラバスター製の石棺もありましたが、ここに彼女の名前はなかったような・・・軽く書いていますが結構意味があります。
この本の中で日干し煉瓦の有用性が少し書かれていました。 
結構評価が厳しいのではという意見もありますが、あくまで本自体の評価ですから、これでも甘いと思います。
 ★★★  
29 別冊 世界史人 
 ピラミッド5000年の興亡の謎
2015年1月に発売。
値段を考えたら星4つをつけていいかもしれませんが、これは自分の吉村氏の評価を考えたら異例です。
軽い読み物と考えたらいい出来です。
早稲田関係者が担当しています。
複数の担当者が書いているので、同じものを扱っていても微妙に説が違うのは興味深いです。
主要部分は吉村作治氏が執筆しているのですが、これが結構笑えます。
四大文明展から始まるピラミッド公共事業説を言い触らしていたご本人の言葉とは思えないP22の「しかし私はこの公共事業説が神の建設目的ではないと観ている。」という一文。
これはすごい。というか、ひどい。
これに乗った多くの人をハシゴをなんとか状態にしてしまいました。
ただし、ハンコックを斬った勢いでピラミッドの建造方法で人気のフランス人説をバッサリやったのは拍手です。
ピラミッド王墓説はいつも通り否定でしたが。
個人的に残念なのは内部構造物左右対称論がなかったことで、もし大々的にやってくれたら反吉村氏の大キャンペーンで大いに盛り上がったことでしょう。
全体を読むと、やはり河合望氏の担当部分は出来がいいです。
特に、カフラーがギザにピラミッドを造った理由の部分など。
最後に、P35のピラミッドの位置図ですが、アブシール周辺のものですが、担当者である馬場氏は勉強不足です。
以前L25ピラミッドは双子ピラミッドとして話題になりましたが、現在は調査の結果ピラミッドではないとされていますが、 20年前のままピラミッドとしています。
 ★★★+  
  30 Pen 1/1・15号 本来は自分には無縁な雑誌なのですが、この号は特別です。
とにかく写真が美しい。
しかも、あまりお目にかからないようなものまで含まれています。
古代エジプトに関する一通りの説明がされていますが、それも非常に丁寧です。
エジプトに触れたことのない人にとっては十分すぎる内容であり、自分のような病的なエジプトマニアにとっては写真はお宝になるというありがたいものです。
200ページのうちエジプトに関連するところは半分ほどで、普段ならそこだけを切り落として保存するという荒業に出るのだが、表紙がネフェルティティの写真(これも非常によい)なので、そのまま保存することにしました。
エジプトに無縁であろうこの雑誌がこれだけ質の高い写真を安価(700円)で提供できるのは、本の大部分を占める商品の宣伝があるからなのでしょうが、この本は同類の本の進む方向性かもしれません。
 ★★★★  
   
   
   
   

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