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日本語図録

    タイトル  レビュー 評価   備考
1 四大文明 エジプト 四大文明展関連本です。
ただし、1/4は、あまり面白くもない座談会になっています。
自分なら、100円以上で購入したくない本です。
★★  
2 エジプト美術五千年展   1963年、おそらく日本最初のエジプト展である『エジプト美術五千年展』の図録です。
50年前ですから写真・印刷技術については如何とも。
自分は、これを最初のツタンカーメン展の図録とともに入手しました。
250点以上が持ち込まれていたようです。
一部のみカラー写真です。
★★   
3 大英博物館 古代エジプト展 図録  1999年の開催されたエジプト展の図録です。
短いレビューが、自分の興味を示していると理解してください。 
 ★★  
4 The Treasure of Golden Pharaohs  1990年のカイロ博物館展の図録です。
それにしてもすごいです。
カイロ博物館に、これらを見るために行くということはほぼ100%ないと思うのですが、こうやって日本に来ると素晴らしいものと理解できます。
ラムセス2世の木棺、KV55で発見された襟飾り、アメンヘテプ3世の水時計・・・これ、カイロ博物館で見たと言える人がどれだけいることか・・・。
日本に来たことできちんとした写真に撮られ図録に収められたものがたくさんあり資料としてもいいです。 
 ★★★  
5 ミイラと古代エジプト展  2006年のエジプト展図録です。
博物館内で上映されたミイラの映像はおもしろかったのですが、もともとミイラ自体は興味の対象ではないです。
大英博物館は、エジプト関連の遺物は多いのですが、日本に来るものの多くはMMAやルーブルほど個人的興味を引くものが多くありません。
ゼロとはいいませんが。
 ★★  
6 オランダ国立博物館所蔵 古代エジプト展  1987年熊本で行われたエジプト展の図録です。
比較的マニアックなファンが多いライデン博物館ですが、地味なものが多いです。
個人的にはトトメス3世時代に属する遺物が見どころだったのではないかと思います。 
 ★★  
7 吉村作治の早大エジプト発掘40年展 図録です。
内容はで発見されたものが並び発掘興味深いものも含まれています。 
ただし、いつも連呼している『世紀の大発見!』の称号を信じて見てしまうと非常に落胆することでしょう。
客観的に見れば“悪くはない”、しかし、毎年世紀の大発見を続けているチームの発見としてはかなり低レベルの遺物です。
これが、現実ということを認識させる本なのかもしれません。
 ★★+  
埃及考古 京都大学の博物展の図録です。
購入する必要性は低い、興味のある方はどうぞという程度でしょうか。
それほど興味をそそる遺物はないのですが、ピートリーが京都大学にコレクションを贈った経緯は面白いです。
京都大学が日本のエジプト学をリードするようであれば、日本でのエジプト学の現状も変わっていたのではと思ってしまいます。
★★  
9 ドイツ・ヒルデスハイム博物館所蔵
古代エジプト展 永遠の美
2002年の図録です。
ヒルデハイム博物館は、あまり知られていませんが、その収蔵品は非常にいいものがあります。
自分は2回2回のヒルデスハイム博物館展の図録を持っていますが、これはそのひとつ。
自分の主要ターゲットとしているアマルナ関連のものも多いです。
自分は展覧会の図録も資料のひとつと考えているので、珍しいものがあったり写真がきれいであったりするとポイントが高くなります。
金製品の展示物も多いのですが、ここでは、アマルナ関連のレリーフが珍しく、ヘリホルの腕輪もよかったです。
★★★  
10 ツタンカーメン展 これは2回目の方です。
写真や印刷はさすがにこちらの方は格段にいいです。
日本で開かれた美術展で2番目に来場者が多かったのですが、ポスターで大きく描かれたカノポス容器を棺と勘違いした人はがっかりしたようです。
ツタンカーメン関連の展示物はカイロ博物館で見ることができますが、それ以外のものは努力しないと見つけられないものもあったのでよかったのでは・・・。
★★★  
11 クレオパトラとエジプトの王妃展 この展覧会は内容が非常に充実していました。
クレオパトラ関連のものを除けばですが。
特に新王国時代のものはよかったです。
アマルナ関連のものも、アル・タニコレクションのものは初めて見るものばかりで感激しました。
もうひとつ、ラムセス2世王妃ネフェルタリの珍しい遺物が展示されていたこと。
少々地味だと思ったのかそれとも単にセンスがなかったのかはわかりませんが、主催者はこれをウリにしませんでしたが、自分の周辺ではこれが一番と評判でした。
個人的にファンである第4王ジェドエフラーに関連するものもありました。
この図録は中身の濃い展示物の写真が載せられています。
★★★★+  
12 国立カイロ博物館所蔵
黄金のファラオと大ピラミッド展
2015年の図録。
アメンエムオペトの黄金のマスクを売り物にしていましたが、個人的にはやはり早稲田隊が発見したクフの名前が入った像でしょうか。
ただ、展示方法がイマイチで肝心の名前がよく見えませんでした。
この図録ではアップ写真が載せられています。
なお、この像については、クフの時代のものかを疑っている専門家もいることを付け加えておきます。
彼らは一緒に発見された遺物が別の時代のものだったことを根拠にしています。
★★★+  
13 メトロポリタン美術館 古代エジプト展
女王と女神
人気はイマイチだったようですが、内容は充実しています。
ハトシェプスト女王葬祭殿の遺物を多数所蔵しているMMAらしいものです。
写真もきれいです。
★★★+  
  14 ドイツ・ヒルデスハイム博物館所蔵
古代エジプト展 蘇る5000年の神秘 
これの評価が非常に高いのは大部分の人にとっては地味なレリーフですが、自分にとっては非常に重要な1点があるためです。
それは、12番「供物を捧げるアクエンアテン王と王女」
これの重要性はアマルナをやっているおり、多少でもヒエログリフがわかれば理解できます。
まず、図像はアクエンアテン(一部)と女性がおそらくアテン神に捧げものをしているというよくある構図です。
注目すべきは女性の方で彼女はシストラムではなく捧げものを持っているが、正妃の証であるスカーフはないです。
次に、碑文の方にはまず、「アンクエスパァアテン・タァ・シャリト」という名前が登場し、その次に「王の娘から生まれし」と読める語句が続きます。
名前から推察すれば、「アンクエスパァアテン・タァ・シャリト」という女性は後にツタンカーメンの妃となる「アンクエスパァアテン」の娘。
ただし、図像の女性がこの娘本人かどうかは個人的には疑わしいと考えています。(アンクエスパァアテンではないかと考えていますが、そうだとする資料はありません)
この図録を購入した2005年から既にのめり込んでいたアマルナの重要資料ヘルモポリスブロックをまとめたG・レーダーの本を探し始めることになりました。(2015年河合望さんのお世話で入手できました)
アマルナをやっていない人には小さな展覧会の図録となるのでしょうが、自分にとっては重要な本の1冊です。
それを除けば自分もそれほど面白い博物館とは思わなかったし、図録もそれほど評価しなかったことでしょう。 
 ★★★★+  
           
           
           

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